オコノミボックス[★★]
【道具解説】 ひみつ道具である『オコノミボックス』にマイクで命令すると、四角いものならば何でも、その命令通りに変身できる。
【使用目的】 ジャイアンの家のストーブが壊れたので、真冬の寒い日、ドカンのある広場で、ジャイアンは「子どもは風の子だぞ」という檄を飛ばして、ランニングによって寒さを吹き飛ばそうとしていた。のび太が用事があるといって帰ろうとすると、後ろから蹴飛ばされて「コテン」と転び、「よわむしは帰れっ」と怒鳴られてしまった。のび太が家に帰ると、洗濯機もテレビも壊れてしまっていた。ろくなことがないやとつぶやいていると、ドラえもんはひみつ道具『オコノミボックス』を出してくれた。
【使用結果】 のび太はその後、テレビ、プレーヤー、インスタントカメラ、洗濯機、ライター、冷蔵庫、ストーブになれと、マイクで命令して、有効に活用している。温度をさげて、このボックスをおなかに入れて出かけると、広場では、雪が降ってきたので、ジャイアンたちは帰ろうかと相談していた。のび太は「ぼくなんか、ぜ~んぜんさむくない」と言いながら、「ゆ~きやこんこ…」と歌を歌い出した。調子に乗っていたので、お腹のボックスを「コト」と落としてしまった。
ジャイアンはこのボックスを拾うと、あたたかいので、ストーブになると思った。「かあちゃん!! ストーブもってきたよ」と叫んで家に帰ってきた。使い出すと、部屋の中が、「前よりさむくなったじゃないかっ!」と、かあちゃんに怒鳴られて、頭を叩かれることになった。窓の外では、のび太がマイクでボックスをクーラーにしていた。
[S10166・A19088・027901:081]