お子さまハングライダー[★]
【道具解説】 ひみつ道具の『お子さまハングライダー』は小さな子どもでも、安全に乗ることのできるハングライダーである。二十二世紀の航空力学による、最小の翼面積で最大の浮力を獲得できる理論の基づいて作られたものである。
【使用目的】 みんなでテレビを見ていたらハングライダーのシーンが出たきた。それを見て、スネ夫は大きくなったらハングライダーをやると言い出した。悔しかったのび太はその前にハングライダーをやりたいとドラえもんに訴えると、「お子さまハングライダー」を出してくれた。
【使用結果】 ドラえもんが屋根の上から、「トッ トッ トッ」と実際に飛びだし、上昇気流を探して、「スイ スイ」と飛んで見せた。簡単そうに見えたが、屋根から飛び出す勇気がなかったので、しずちゃんと一緒に低い丘で練習を開始した。ドラえもんはひみつ道具『上昇気流マット』を出してくれたので、のび太はこのマットを目標に「トッ トッ」と駆けだした。
しかし、マットからはずれたので、少し浮かんだがすぐ落下してしまった。しかし、しずちゃんは一回で、フワリと浮き上がり、「スイ スイ」と飛べるようになった。のび太も努力の甲斐があって、自然の上昇気流を利用できるようになった。
ドラえもんとしずちゃんはぐんぐん昇っていったが、逆に、のび太は「ドン ドン」下降しだした。スネ夫が眼下に見えたので、うらやましいだろうと叫ぶと、「ザザザ」と大地に着陸してしまった。
スネ夫から「なにやっているの」とバカにされたので、再度上昇して、スネ夫を探すと、ドカンのある広場にいたので、空から「お~い、スネ夫。うらやましいだろ」と叫ぶと、コントロールを効かなくなって、民家の窓ガラスに「ガッチャーン」と激突してしまった。スネ夫から「ねえ、なにがうらやましいの?」と、逆に尋ねられる羽目になってしまった。
[S13382・A30142・048309:333]