王国シールセット[★★]

【道具解説】 ひみつ道具である『王国シールセット』を貼ると、シールを貼られた人はそれぞれの役になりきることになる。ただし、チョークで囲った領地の中だけ有効に働く。この遊びは本来小さい子どものためのものである。

 

【使用目的】 土管のある広場で、逆らったのび太はジャイアンにたたきのめされてしまった。スネ夫からジャイアンはこのあたりに君臨する帝王だとおだてられ、王様、ご領地の見回りに参りましょうと、言いながら行ってしまった。ドラえもんに相談すると、『王国シールセット』を出してくれた。

 

【使用結果】 のび太はしずちゃんに女王様、出木杉に大臣、スネ夫とジャイアンに領民と騎士のシールを貼った。町内をチョークでしっかりと囲って、領土にした。のび太が王様になると、騎士であるジャイアンに、無礼者である領民のスネ夫をやっつけさせた。図書館に行くところだったしずちゃんを王宮のある野比家に、大臣である出木杉には買い物に行かせている。おやつの時間になると、税金だといいながら、スネ夫のメロンを騎士のジャイアンに取りに行かせている。

 

  宿題は大臣の出木杉に任せ、ドラえもんからすぐ調子に乗ると非難されると、ドラえもんは騎士に王宮からほうり出されている。しずちゃんから、遅くなると図書館が締まると言われても、のび太はスネ夫から取り上げた「おもしろゲーム」を一緒に楽しんでいる。

 

  ドラえもんはスネ夫に「王様は領地の外へでると無力になるんだ」と独り言をいった。スネ夫の献上したラジコン飛行機を、広場で飛ばしていると、コントロールが難しくて、領地から離れることになった。するとみんなから追い掛けられ、のび太は「革命だ!!ドラえもん助けて!!」と言いながら逃げ回った。この光景を屋根の上から腕組みして見ていたドラえもんは「しばらくほっとこう」と黙認することにした。

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