エアコンフォト[★★]

【道具解説】 ひみつ道具の『エアコンフォト』で写真を撮って、写真を毛布でくるむと、「どこへ行っても、からだのまわりは、写真の置いてある場所と同じであり、つつまれている」ので、外に出ても全く寒くはない。

 

【使用目的】 春が近いのに、寒い日が続くので、のび太はカエルさんやクマさんと同じように冬眠していた。そこへジャイアンが来て、昨年度ジャイアンズは町内で最下位だったので、根性を育てるために、シャツ一枚で、寒中トレーニングをやると言い出した。のび太はドラえもんに「エアコンフォト」を取り出してもらっている。

 

【使用結果】 広場では、みんなはシャツ一枚であったので、「ブル ブル」震えていたが、のび太ひとりだけ元気であった。町内一周マラソンを始めると、雪が降り出したので、トレーニングは中止になってしまった。のび太のママが毛布をクリーニングに出す時、挟まっていたのび太の写真がヒラリと落ち、ピュウと風に吹き飛ばされた。

 

 のび太は急に「ゾクゾク ブルブル ガクガク」と震え出し、「ハクション」も止まらなくなった。家に帰って、いくら服を着ても、布団にくるまっても寒くてたまらなかったので、『どこでもドア』を出して、しずちゃんのお風呂で温まらせてもらった。風呂に入っていたしずちゃんにしかられ、さらに、のび太は全然温まらないと騒いでいたので、ドラえもんが気付いてやってきた。

 

  写真を温めないとだめと言われ、写真を探しに出掛けると、誰かに踏まれたり、車にひかれたりして、のび太は悲鳴をあげていた。さらに、急にいやな臭いがしてきたり、空高く舞い上がったり、たき火で焼かれて火傷しそうになった。近くのたき火を見つけると、のび太の写真が見つかり、足の先がチョッピリ焦げていた。

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