じゃま者をねむらせろ![★]
[初出誌] 『ネムケスイトール』、「小学一年生」1981年11月号、7頁、51コマ
[単行本] 『じゃま者をねむらせろ!』、「てんとう虫コミックス ドラえもん短編第38巻」1987年1月25日 初版第1刷発行、7頁、51コマ
[大全集] 『じゃま者をねむらせろ!』、「藤子・F・不二雄大全集 ドラえもん 14」2011年6月29日 初版第1刷発行、7頁、51コマ
【初出誌vs.大全集】
タイトル『ネムケスイトール』が『じゃま者をねむらせろ!』に変更
「ウォハッ」が「ウォーッ」に変更[64(9)]
「どうもよくねむれないんざます」が「不眠症で寝不足ざます」に変更[65(3)]
[梗概] のび太は「きょうこそきちんと宿題をやるぞ」と宣言したが、机に座ると、ねむくてしょうがないので、ちょっとだけ昼寝しようと言いだした。ドラえもんがひみつ道具『ネムケスイトール』のゴムのにぎりをにぎってはなすと、「ぐっ ぬう パカ」とのび太のねむけを吸い取ることができた。この「ネムケスイトール」のボタンを押すと、ピストルのようにねむけを発射し、当たった人は「グウ グウ」とねむってしまうものである。
のび太はママを「ポン パカ」と撃ってねむらせ、スネ夫をいじめているジャイアンも同様にねむらせている。スネ夫のママの不眠症もこの道具を使って治そうとしている。さらに、寝付けないで愚図っている赤ちゃんも「パカン」と撃ってねむらせた。
ねむけが空っぽになったのでこの道具は使い物にならなくなってしまった。ジャイアンに追い詰められ、土管の後ろで隠れていたら、野良猫のクロのねむけを吸い取ることができたので、ジャイアンを「グウ」とねむらせることができた。
夜になっても宿題が終わっていなかったので、ドラえもんにこの道具からねむけを発射してもらった。しかし、さすがのドラえもんも大きなアクビをしながら、「まだおわらないの。だから早くやれといったのに」と愚痴をこぼしている。
[S1408・A3805・018111]