うちでのデパート[★]
[初出誌] 『うちでのデパート』、「小学一年生」1980年12月号、7頁、42コマ
[単行本] 『うちでのデパート』、「てんとう虫コミックス ドラえもん短編第23巻」1982年1月25日 初版第1刷発行、7頁、42コマ
[大全集] 『うちでのデパート』、「藤子・F・不二雄大全集 ドラえもん 13」2011年4月30日 初版第1刷発行、7頁、42コマ
【初出誌vs.大全集】
「もけいひこうき出ろ」が「ラジコン飛行機出ろ」に変更[72(4)]
「あんまりむだづかいするなよ」が「あまりむだ使いするなよ」に変更[73(2)]
[梗概] しずちゃんはママがドラマを視聴するため、大好きなアニメを見ることができなかった。そのため、往来でしずちゃんがションボリしていたので、のび太はうちに連れてきた。しかし、家ではパパが熱心に野球を見ていたので、しずちゃんが帰ろうとすると、スネ夫が「ぼくのへやに、ぼくだけのテレビがあるよ」といって連れて行ってしまった。
家に帰って、ドラえもんに「テレビをだして」と頼むと、「ない」と断られたので、しょぼんとして窓の外を見ていた。すると、ドラえもんがひみつ道具『うちでのデパート』を出してくれたので、十円玉を入れてテレビを出した。
手のひらサイズのテレビであったので、ガッカリしていると、ドラえもんが不思議なメガネを出してくれた。このメガネを掛けると、「うちでのデパート」から出たものだけがとても大きく見ることができる。しかし、現物はあくまでも小さいので、のび太がクシャミをすると、吹っ飛んでしまった。
のび太は「うちでのデパート」を使って、マンガの本、ラジコン飛行機を作り、最後に、豪華な部屋に作り替えて、しずちゃんを呼ぶことにした。しずちゃんにメガネを貸すと、「まあ、なんてすてき」と感嘆の言葉を発した。ソファにいっしょに掛けようとしたら、「ペシャン」とぶっつぶれてしまった。のび太は頭をかきながら、ドラえもんから「ほんとは小さいってこと、わすれるな」という注意を受けていたことを思い出した。
[S1309・A2304・018012]