ウラメシズキン[★★]

【道具解説】 ひみつ道具である『ウラメシズキン』を頭に巻いて、ドラえもんがのび太に「二十三発もなぐられ、うらめしいうらめしいと思うんだ」と命令した。すると、「きみのうらみがかたまってできたゆうれい」が出てきて、その幽霊は相手に恨みを晴らすまでつきまとうものである。

 

【使用目的】 気分の悪い時、のび太を「ボカ ポカ ボカ」といじめると、ジャイアンは心が晴ればれするとうそぶくので、怒り心頭に発するドラえもんは「ウラメシズキン」を取り出している。

 

【使用結果】 この幽霊に仕返しを命じて送り出したが、不安なので二人でついていくことになった。ジャイアンが勉強しているところへ、幽霊が「ウラメシヤ…」と言いながら出た。ジャイアンが「でていけ。このやろう。このやろう」と追い掛けても、煙のような存在のため全然手応えがなかった。

 

  ジャイアンがおやつにラーメンを食べ出すと、幽霊も舌を出してペロリとラーメンの汁をなめた出した。「もうかんべんしないぞっ!」とドンブリを投げ付けると、かあちゃんに当たってしまった。ジャイアンはかあちゃんにホウキで「バシ バシ」と殴られた。

 

 スネ夫の家に「ウラメシイ…」と幽霊が出ると、スネ夫はみんなを電話で呼び出し、三十円の見物料を取ってみんなの見世物にした。恥をかかされた幽霊はのび太を「ウラメシイ…」と脅した。すると、ドラえもんも「うらみをはらすまでは消えないだろうね」とつぶやいた。

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