一寸帽子[★★]
【道具解説】 ひみつ道具である『一寸帽子』を被せると、その人は一寸法師のように小さくなってしまう。
【使用目的】 のび太がアイスクリームを買って家に帰るとき、ジャイアンに「ちょっと、かしてみな。ベロ」となめられたので、「きたないなあ」というと、「いらないのならおれがもらう」と持っていってしまった。家に帰ると、ドラえもんから「お金は、ぼくがだしたんだぞ。…、ぼくのぶんだけとりかえしてこい」と押しだそうとした。
しかし、のび太が泣いて「ジャイアンとけんかしてかてるわけないだろ」と言うので、ドラえもんはしょうがないと思って、ひみつ道具の「いっすんぼうし」をだしている。
【使用結果】 この帽子をかぶせると小さくすることができるので、のび太はこの帽子でジャイアンを小さくしてギュウッと、言わせるために出掛けた。しずちゃんがやってきたので、のび太は帽子をかぶって、驚かせようとした。しずちゃんの靴に乗って移動しているとき、「しずちゃん」と呼び掛けると、「気持ち悪い」と叫んで走り出したので、のび太は振り落とされてしまった。振り落とされたので、帽子が頭から取れなくなってしまった。
しずちゃんを追い掛けると、アイスクリーム屋の前で、ジャイアンがしずちゃんにアイスクリームを「ちょっとかしてごらん」と、話し掛けていた。のび太が「かしちゃだめっ」と叫ぶと、ジャイアンに見つかってつかまり、「のみみたいにつぶしてやろうか」と脅された。のび太が「ガブリ」と思いっ切り手をかむと、ジャイアンの背中の中に放り投げられてしまった。
のび太が背中の中で、くすぐったがり屋のジャイアンを「うひゃひゃ。げらげら。ひいひっひ」と七転八倒させた。息ができなくて苦しんでいるジャイアンに、返したら止めるという約束をしたので、のび太は新しいアイスクリームを買って家に帰ることができた。半分こすると少なくなるので、ドラえもんとのび太はこの帽子をかぶって、たっぷりとアイスクリームを楽しむことができた。
[S09047・A16127・017609:225]
「一寸帽子」は「一寸法師」のパロディ版である。