忘れ物おくりとどけ機[]

[初出誌] 『わすれものおくりとどけき』、「小学一年生」197811月号、7頁、51コマ

[単行本]  『忘れ物おくりとどけ機』、「てんとう虫コミックス ドラえもん短編第24巻」1982425日 初版第1刷発行、7頁、51コマ

[大全集] 『忘れ物おくりとどけ機』、「藤子・F・不二雄大全集 ドラえもん 1120101130日 初版第1刷発行、7頁、51コマ

 

【初出誌vs.大全集】

「わあ、じょうずね」が「まあ、おじょうず」に変更[72(3)]

 

 [梗概] のび太は学校で宿題を忘れてきたことに気づいた。ドラえもんはのび太の机の上にノートが忘れてあったので、ひみつ道具『忘れ物おくりとどけ機』で、困っているのび太の顔をモニターで確認しながら学校にノートを送っている。先生から「やらなかったんだろ」と叱られているとき、カバンの中をもう一度調べるとノートを見つけることができた。それ故、のび太にはとても不思議に思えた。

 

 家に帰ると、「忘れ物おくりとどけ機」の話を聞いて納得し、のび太は雨が降り出したので、この機械を使って会社のパパにカサを送ることができた。この機械でしずちゃんに本を返そうとしたら、スネ夫がしずちゃんの前で手品をし、筒の中から花を出し、「こんなのができるのはぼくだけだろうな」と自慢していた。のび太はそれを見て、新しい手品を思いつき、ドラえもんに頼んで、しずちゃんの家に出掛けている。

 

 のび太は筒の中から、ボールを出し、次には花びんを出している。三回目は、スネ夫のリクエストにより花をだそうとした。花を準備していなかったので、ドラえもんは大急ぎで、トイレに飾ってあった花を、「忘れ物おくりとどけ機」で送っている。

 

 のび太が「ぼくにはだせない物がないよ」と言うので、「ハト、ライオン」へとリクエストがエスカレートした。頭にきたドラえもんは自ら筒の中から飛び出て、「人の苦労もしらないで、あんまりかってなこというなっ」と怒鳴りつけるので、スネ夫などは「ひゃあ、すごい手品」と驚いている。

[S1109A2408017811]