ヨット大冒険 []

[初出誌] 『ヨット大ぼうけん』、「小学一年生」19789月号、7頁、33コマ

[単行本]  『ヨット大冒険』、「てんとう虫コミックス 未収録作品スペシャル ドラえもん 第9巻」「ぼく、ドラえもん。」第9号付録、平成1675日発行、7頁、33コマ

[大全集] 『ヨット大冒険』、「藤子・F・不二雄大全集 ドラえもん 1120101130日 初版第1刷発行、7頁、33コマ

 

【初出誌vs.大全集】

「ぼくらなんか、ほんとうのヨットにのったんだぞ」が「ぼくらなんか、ほんとのヨットに乗ったんだぞ」に変更[54(3)]

「ようし」が「よおし」に変更[54(5)]

「ほんとのヨットにのってやる」が「ほんとのヨットにしてやる」に変更[54(5)]

 

「こらつ、まてえ」が「こら、まてえ」に変更[57(3)]

「しずんじゃうよおっ!!」が「しずんじゃうよお~っ!!」に変更[59(3)]

「だれかあたすけて」が「だれかあ~、助けて~」に変更[59(3)]

 

 [梗概] のび太とドラえもんが大きなダンボール箱をヨットと見なし、庭で「海は広いな大きいな」とはしゃいで乗っているところを、ジャイアンとスネ夫に見られて、バカにされた。ドラえもんは『ドンブラ粉』を出し、ダンボール箱の底にこの粉を塗ると、「ドンブラコ」とほんとに水に浮いているように見えた。

 

 マストを立て、道路の上をヨットのように滑っていると、ジャイアンたちが追い掛けてきたが、ヨットの方が速くて、逃げ切ることができた。道路上は危険であったので、空き地へ行って、「走れ、走れ、白なみたてて、海は、広いな大きいな」と歌いながら、楽しんで乗り回していた。海賊のように木の上で待ち伏せしていたジャイアンとスネ夫がヨットを乗っ取ってしまった。

 

 ジャイアンたちの乗っていたヨットが道路の水溜まりの上を通ったので、ダンボール紙が破れて、穴が開き、沈没しそうになった。ジャイアンとスネ夫が「おぼれる。もうだめだ。ぶくぶく」と道路上で大騒ぎしていたが、しずちゃんには騒いでいる理由が全くわからなかった。

[S1107E0902017809]