いたずらオモチャ化機[★★]
【道具解説】 ひみつ道具の『いたずらオモチャ化機』は、なんでもいたずらオモチャにしてしまうものである。どんな結果になるか、やってみるまで分からないというのがこの道具の欠点である。
【使用目的】 のび太が遅くなって、ザブトンに「ドッコイショ」と座ると、「プウ」と大きな音がし、みんなから「や~ や~、ぎょうぎが悪い」とはやし立てられた。「ぼくしらない!ほんと!!」、「うそつけ、あんなでっかい音立てて。な! な!」となった。しずちゃんが「ブーブークションよ」と教えてくれた。スネ夫が「そうふくれるなって、ガムでもかんできげんをなおせよ」と差し出したので、サンキューといって取ろうとすると「バチ」と人差し指をはさんだので、みんなに大笑いされてしまった。
スネ夫が「こんなのにひっかかってくれるのは、のび太ぐらいのもんだよ。お礼に特製のケーキを」差し出してくれた。のび太は「もうひっかからないぞ!!」、「へ~そう。みんなで食べようぜ。おいしいわ。特製だからな」となった。ドラえもんはその話を聞いて、「それはけしからん!! のび太ひとりをよってたかってわらいものにするなんてゆるせない!!」と激怒しながら、ひみつ道具『いたずらオノチャ化機』を出してくれた。
【使用結果】 のび太は仕返しをするため、ひみつ道具「透明ペンキ」で姿を消し、スネ夫のクツをこの機械で「ピ・ピ」と撃つと、スネ夫は「ステン」と転び、クツが勝手に動き出し、止まらなくなってスネ夫はしずちゃんの玄関のドアに「ダーン」と激突している。
特別な用はなかったけれど、しずちゃんの家にいれてもらい、クッションに座ると、「ボボボム」とすごい音がし、その上においも強烈であった。「ま、どうでもいいじゃない。ガムでもいかが?」としずちゃんに差し出し、しずちゃんが「モグ モグ」とかみだすと、「かめばかむほど口の中でふくらむの? へ~」となり、しずちゃんも「アガ…モガ…。いたずらはもうたくさん!」と腹を立ててしまった。
スネ夫がジャイアンをドカンのある広場まで連れて行って、ドカンの上に座らせ、話をしようとしたら、のび太が木とドカンを「ピピ」と撃った。すると、木からオモチャのケムシがだらりと落下し、ドカンは「グナヤ ドーン」となってしまった。スネ夫はジャイアンに追いかけられ、「ぼくのいたずらじゃないよ!!」と叫びながら、家に帰ると、「バタン」とドアの下敷きになり、ざぶとんに「ドテ」と翻弄され、水を「バシャ」と浴び、カレーを顔面に「ベチャ」とかぶる結果となった。
スネ夫の家では、パパから「どうしたんだね、スネ夫は。夕食も食べないで」、ママからも「スネちゃま~。おしいれなんかにとじこもらないででてくるざます」という声が聞こえてきた。タケコプターでやってきたドラえもんも「もうこのへんでいいだろう」とアドバイスしている。
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