びっくり箱ステッキ[★★]
[初出誌] 『びっくりばこステッキ』、「小学一年生」1977年10月号、8頁、57コマ
[単行本] 『びっくり箱ステッキ』、「てんとう虫コミックス ドラえもん短編第16巻」1979年1月25日 初版第1刷発行、8頁、57コマ
[大全集] 『びっくり箱ステッキ』、「藤子・F・不二雄大全集 ドラえもん 10」2010年10月30日 初版第1刷発行、8頁、57コマ
【初出誌vs.大全集】
「なんでもいいから、あけてみてよ」が「なぜでもいいから、あけてみてよ」に変更[61(2)]
[梗概] スネ夫の出したびっくり箱に対して、しずちゃんは全然驚かなかったけれども、のび太は二人が驚くほど、「キャアーアー」と絶叫して、逃げ去っている。家に帰って、泣きながら報告しても、ドラえもんから「あんなものこわがるのは、きみぐらいのもんだよ」と言われてしまった。
部屋の片隅に座って、背を向けて抗議する、のび太のワンパタンポーズを見て、苦りきったドラえもんはひみつ道具『びっくり箱ステッキ』を出している。ドラえもんがこのステッキで、のび太の引き出しを「コン」と叩いた後、のび太が開けると、「ビローン」と怖いものが飛び出てきたので、「キャア~ア~」と絶叫して、押し入れに隠れている。
何事かと飛んできたママが引き出しを開いても、何も飛び出さず、かえって、0点の答案を発見して、のび太はこっぴどく叱られてしまった。のび太は仕返しするため、ガス台の上の鍋を「コン」と叩いた後、ママがふたを開け、「キャア」と叫んでいる。
外に出て、スネ夫に仕返しするため、道路端に置いてあった、ゴミバケツを「コン」と叩いて、開けさせようとした。しかし、スネ夫はそんなもの開けるのくだらん、と言って開けようとしなかった。電話ボックスに入ろうとしていたので、ボックスを「コン」と叩くと、なんだか変だと思って開けようとしなかった。急いでやってきた男性が扉を開けると、怖いものが飛び出してきたので、「ウギャー」と驚いている。
スネ夫は不思議なステッキだと言って、のび太のものを奪ってしまった。の
び太が玄関まで追いかけると、スネ夫は「コン」とステッキを扉にぶつけてしまった。すると、玄関から巨大な恐竜の頭が飛び出したので、スネ夫はそれを見て卒倒してしまった。
[S1007・A1610・017710]