なぐられたってへっちゃらだい[★★]
[初出誌] 『なぐられたってへっちゃらだい』、「小学一年生」1977年3月号、9頁、62コマ
[単行本] 『なぐられたってへっちゃらだい』、「てんとう虫コミックス ドラえもんプラス第2巻」2005年8月25日 初版第1刷発行、9頁、64コマ
[大全集] 『なぐられたってへっちゃらだい』、「藤子・F・不二雄大全集 ドラえもん 9」2010年8月30日 初版第1刷発行、9頁、64コマ
【初出誌vs.大全集】
「げんこつげんごろうだ」が「げんこつげんごろうと呼ばれている」に変更[90(1)]
「しいっ、となり町のすごいあばれんぼうなんだ」が「しーっ、となり町ではみんなにこわがられてるあばれんぼうなんだ」に変更[90(4)]
「はらがへった、なにかもってこい」が「おれはいま腹がへってるんだ。腹がへった、なにか持ってこい」に変更[91(1)]
「はい、はい、はい」が「はい、はい」に変更[91(2)]
「たべものをもっていくの」が「あんなやつのいうことをきくの」に変更[91(3)]
「ちょっと見ててごらん」が「ぼくの強いとこ見せてやろう」に変更[93(6)]
「もったいないよ」が「くすりがもったいない」に変更[93(6)]
「早くさがしてよ」が「さがしてっ。あれがないと勝てない」に変更[94(4)]
「のび太さんがなかなかこないから」が「のび太さんがなかなかもどってこないから」に変更[94(6)]
「出てこうい」が「出てこーい」に変更[95(1)]
「いないわ」が「どこにもいないわ」に変更[95(3)]
「ううん、もういいの」コマ挿入[52(8)]
「ワッ」コマ削除[96(9)]
「ステン」コマ挿入[53(1)]
「ふふふ、かくごしろ!」コマ挿入[53(2)]
「文字なし」コマ削除[97(1)]
「さっきおとしたくすりだ。パク」が「! さっき落としたくすりだ」に変更[53(3)]
「ハチョーツ」、「パク」コマ挿入[53(4)]
[梗概] 隣町の暴れん坊である「げんこつげんごろう」がのび太の町にやってきて、手始めに、ジャイアンをこてんぱんにやっつけ、「わお~」と泣かせてしまった。さらに、広場にある土管を空手で粉砕し、町内の子どもをみんな子分にしてしまった。
のび太がドラえもんに相談すると、『がんじょう』という飲むと、体が鉄みたいになるひみつ道具を出してくれた。それを飲んだのび太はドラえもんにバットで頭を殴られても全然痛くなく、さらに、金づちのかわりに手で釘を打ち付けることもできた。しかし、薬の効き目は十分間しか続かなかった。
広場にこの薬を持って行って、みんなの前で石ころを手の平でバキッと割ると、是非乱暴者を追い出すように頼まれた。快く引き受けた、のび太は調子に乗って、この薬を空中高く放り投げて、かっこよく飲もうとしたが、額に当たってどっかへ飛んでいってしまった。
もう一個しか残っていないので、慎重に飲んで、げんごろうと対決しようとしても、げんごろうはどこにも見つかりません。みんなで町中を探しても見つからなく、薬の効き目も切れたところへ、げんごろうが現れた。
のび太は「キャア」と絶叫しながら逃げる時、石に躓いて「ステ!」と転んでしまい、げんごろうに「ふふふ、かぐごしろ!」と脅された。空手で「ハチョーッ」とやられる瞬間、前に落とした薬が目の前に落ちていたので、「パク」と飲んだ。すると、のび太の体は鉄のかたまりになり、「ガチン」と思いっきり殴られたけれども、げんごろうが「いででいでで」と泣き叫びながら、退散してしまった。
[S0912・B0206・017703]