ふんわりガス[★★]
[初出誌] 『ふわふわガス』、「小学一年生」1976年4月号、8頁、29コマ
[単行本] 『ふんわりガス』、「藤子不二雄ランド ドラえもん短編第11巻」1985年4月12日 初版発行、8頁、29コマ
[大全集] 『ふんわりガス』、「藤子・F・不二雄大全集 ドラえもん 9」2010年8月30日 初版第1刷発行、8頁、29コマ
【初出誌vs.大全集】
「でも、パパにつくれるかしら」が「よかったわね。でもパパに作れるかしら」に変更[13(2)]
「ぼくは、こうさくがとくいだよ」が「失礼な、ぼくは工作が得意だよ」に変更[13(3)]
「あまりかっこうよくないな」が「あまりかっこうよくないね」に変更[13(4)]
「びっひゃあ」が「ひゃっ」に変更[14(4)]
「ぼくたちのよりよくとぶなあ」が「おれたちの飛行機はよく飛ぶなあ」に変更[14(5)]
「これをかけると、くうきよりもかるくなるのだ」が「これをかけると空気よりもめかたが軽くなる」に変更[15(4)]
「やあ、しずこちゃんこんにちは…」が「やあ、しずちゃんこんにちは…」に変更[16(3)]
[梗概] 工作が得意というのび太のパパが飛行機を作ってくれた。土管のある広場であまり格好のよくないその飛行機を飛ばした。しかし、「こてん」と落ちて、全然飛ばないので、パパは「飛ばし方が悪いので、自分で工夫しなさい」と言って家に帰ってしまった。
ジャイアンとスネ夫の飛ばしている飛行機はよく飛び、二人からのび太の飛行機は飛ばないと言ってけなされてしまった。悔しかったので、ドラえもんに『ふんわりガス』を飛行機に吹き付けてもらうと、空気よりも軽くなり、のび太とドラえもんがが乗っても「フワリ」と浮かぶ飛行機に大変身した。
うちわであおぐと、空中で前へ進み、本物の飛行機みたいになり、窓の外からしずちゃんにあいさつすることもできた。パパは空の飛行機を指さして、ママに「ぼくの作った飛行機があんなところに」と自慢している。のび太はもっと軽くするため、ガスを吹き付けると、どんどん高く昇り、怖くなってきた。
雨が降り出したので、カサを逆さにし、雨をため、水の重みでやっと降りることができた。空から落ちてきた「ふんわりガス」の容器は香水の容器に似ていたので、ママが吹き付けると、家でママが部屋の中を飛び回ることになってしまった。
[S0901・I1106・017604]