ふしぎな戦車[]

[初出誌] 『ふしぎなせんしゃ』、「小学一年生」19762月号、5頁、27コマ

[単行本]  『ふしぎな戦車』、「藤子不二雄ランド ドラえもん短編第9巻」198528日 初版発行、5頁、27コマ

[大全集] 『ふしぎな戦車』、「藤子・F・不二雄大全集 ドラえもん 82010630日 初版第1刷発行、5頁、27コマ

 

【初出誌vs.大全集】

 「これをつかえば、とりかえせるよ」が「これを使えば取り返してこれるよ」に変更[46(6)]

「かえすよ、かえすよ」が「返すよ、もう」に変更[49(5)]

「もう、かんべんしてくれ」が「かんべんしてくれ」に変更[49(5)]

 

 [梗概] のび太がお年玉を貯めて買った戦車はどんな悪い道でも走ることができた。広場でみんなと遊んでいると、ジャイアンに戦車を奪われてしまった。泣きながら帰ると、ドラえもんは未来の学年誌の附録である切り抜きの『紙の戦車』を出してくれた。

 

 切って作ると、本物の戦車のように強くどこまでも走り、しかも、人が乗ることもできた。奪った戦車で遊んでいたジャイアンを見つけて、返却を求めると、バットで戦車を攻撃し出した。しかし、のび太は「ドッカン」と戦車の大砲を撃ち、逃げて土管の陰に隠れていたジャイアンを追い出し、家の中に追いつめた。戦車は壁を登ることもできたので、家の中に侵入すると、ジャイアンは「返すよ返すよ。もうかんべんしてくれ」と白旗を揚げることになった。

[S0806I0921017602]