おとしだまぼきん[★]
[初出誌] 『おとしだまぼきん』、「小学一年生」1974年1月号、6頁、37コマ
[大全集] 『おとしだまぼきん』、「藤子・F・不二雄大全集 6」2010年3月30日 初版第1刷発行、6頁、37コマ
【初出誌vs.大全集】
変更なし
[梗概] けち田おじさんは金持ちでしたが、お年玉を一切くれません。玄関で、のび太がさっと手を出すと、「ことしこそがんばろうね」と言いながら、握手をしてきた。この話を聞いて、ドラえもんは誰でもお年玉をあげたくなる『おとしだまぼきん』を取り出した。この箱を見ると、のび太のパパは二度目のお年玉を、ジャイアンもお年玉をくれた。
けち田さんの家に行って、この箱を見せると、最初一円のお年玉、さらに箱のダイヤルを回しても、十円のお年玉であった。のび太たちがもっともっとダイヤルを回すと、「ピイガア」と音が出て、その箱は壊れてしまった。すると、けち田おじさんは「持ってるお金をぜんぶやるぞ。うけとらないと、帰さない」と言い出したので、のび太とドラえもんは箱を持って外へ逃げ出した。
外に出ると、見知らぬ人々がお年玉をやるぞと言いながら追い掛けてきたので、土管の陰に隠れて、のび太は「早くなおしてくれよおっ」とドラえもんを急き立てていた。
[S0610・M01025・017401]