アクト・コーダー[★★]

【道具解説】 ひみつ道具である『アクト・コーダー』を名場面の前に、カメラセルフタイマーでセットしておくと、動きを記録し、何度も繰り返して見ることができる。例えば、どら焼きの試食を回数ダイヤルで五回にセットすると、ドラえもんはどら焼きを五回も繰り返して食べることができる。スロースイッチを使うとVTRをスローでも見ることができる。

 

【使用目的】 まったく期待されていなかったのび太がホームランをかっ飛ばし、しかも劇的な決勝点となり、みんなから胴上げをしてもらって、大騒ぎになった。のび太のこうした名場面を撮影できる「アクト・コーダー」をドラえもんに出してもらっている。

 

【使用結果】 次の試合の名場面を想定して、ドラえもんはこの機械を繰り返し五十回、おしまいの十回をスローにセットした。チャンスに何回も何回もストライクを空振りし、相手のチームからは「なんべん空ぶりしたら気がすむの? バッターかわってくれないとゲームが進まない」と抗議された。ドラえもんは「あと十八回、そのうち十回をスローでくり返すよ」と疲れ切って、告げるばかりであった。

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