雲ねんど[★★]
[初出誌] 『無題』、「小学一年生」1973年4月号、7頁、26コマ
[単行本] 『雲ねんど』、「てんとう虫コミックススペシャル ドラえもんカラー作品集第5巻」2005年4月25日 初版第1刷発行、7頁、26コマ
[大全集] 『雲ねんど』、「藤子・F・不二雄大全集 6」2010年3月30日 初版第1刷発行、7頁、26コマ
【初出誌vs.大全集】
タイトル『無題』が『雲ねんど』に変更
「のびたくん、なんでもたべものにみえるんだな」が「のび太くん、なんでも食べ物に見えるんだね」に変更[12(2)]
「おまえよっぽどくいしんぼなんだよ」が「おまえよっぽど食いしんぼなんだ」に変更[12(3)]
「ようし」が「よおし」に変更[13(2)]
「くものねん土」が「雲ねんど」に変更[13(3)]
「だって、ほんとのことなんだもん」が「だってほんとなのに……」に変更[14(5)]
「ようし、おれもつくろう」が「よおし、おれもつくろう」に変更[16(2)]
「かっこいいものをつくるぞ」が「なにかかっこいいものを」に変更[16(2)]
「うすぐろいくもしかのこっていないぞ」が「うす黒い雲しかのこっていない」に変更[16(3)]
「そーら、とんでいけっ」が「そうら、飛んでいけ」に変更[17(2)]
[梗概] のび太が空の雲を見ると、おまんじゅうやパンなどと、なんでも食べ物に見えるというので、みんなから食いしん坊であると囃し立てられた。この話を聞いて、ドラえもんは『雲ねんど』を出し、たくさんの食べ物を作って、空に浮かべた。ジャイアンが空にだんご、バナナ、リンゴ、パン、ケーキが浮かんでいるとかあちゃんに告げると、かあちゃんから「大声でいじきたないこというんじゃない」と注意された。
桜咲く広場で、しずちゃんも交えて、「雲のねんど」で、鳥、ウサギ、自動車を作り、『生命のねじ』を使って、それらにネジを巻いた。すると、それらに乗ったのび太たち三人は、楽しく空を飛び回ることができた。
そこへジャイアンが来て、残っていたうすぐろい「雲のねんど」で自分を作り、空に浮かべた。雨の雲で作ったので、ジャイアンがおもらしして飛んでいるように見えた。
[S0601・D0513・017304]