手じなふろしき[]

[初出誌] 『無題』、「小学一年生」19719月号、4頁、19コマ

[単行本]  『手品ふろしき』、「ぴっかぴかコミックス ドラえもん 172007106日 初版第1刷発行、4頁、19コマ

[大全集] 『手じなふろしき』、「藤子・F・不二雄大全集 420091230日 初版第1刷発行、4頁、19コマ

 

【初出誌vs.大全集】

 タイトル『無題』が『手品ふろしき』に変更

 「出たっ」が「出た!」に変更[29(2)]

 「ほんとにすごいや」が「な、すごいだろ」に変更[29(3)]

 

[梗概] ドラえもんの出した『手品風呂敷』は名前を呼ぶだけで何でも出すことができる。のび太も簡単に、この風呂敷からリンゴ、自転車、双眼鏡を出すことができた。

 

 広場でのび太は木の箱の上で、ジャイアン、スネ夫、しずちゃんを前にして、『オバQの本』、人形、バレーボール、地球儀、トランジスターラジオなどを次々と取り出した。手品の途中、やって来たドラえもんがのび太くんと呼びかけたので、風呂敷からのび太が出てきた。のび太も風呂敷を持ってドラえもん何とかしてと叫ぶと、ドラえもんが風呂敷から出てきた。スネ夫たちは「どっちがホンモノだろ」と言い合っていた。一方、四人が言い争っている間に、風呂敷は風に吹かれてどっかへ飛んでいってしまった。

 

 風呂敷を拾った泥棒が「ぬすんだ金こをつつもう。これであやしまれないぞ。おまわりさんがきてもへいき」とつぶやくと、風呂敷からおまわりさんが突然出てきた。

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