ゆめ[★★]
[初出誌] 『ゆめ』、「小学一年生」1970年10月号、8頁、40コマ
[大全集] 『ゆめ』、「藤子・F・不二雄大全集 3」2009年8月28日 初版第1刷発行、8頁、40コマ
【初出誌vs.大全集】
変更なし
[梗概] 夢の中で、のび太が巨大なケーキをナイフとフォークで食べようとしたときに、ドラえもんに起こされてしまった。のび太に叱られたドラえもんはのび太に夢の続きを見させている。そして、ドラえもんは『人の夢を見ることのできるメガネ』をかけて、ユメを確認し、「投げ縄」で巨大なケーキを夢の中から引きずり出した。食べきれないほどのケーキを二人で楽しく味わった。さらに、夢を見て次から次へと、飛行機、自転車、望遠鏡、カメラ、地球儀などを引き出した。
のび太はしずちゃんから、夢に出てくる怖い化け物を引き出して欲しいと頼まれた。引き出した化け物は夢の中でしか生きられないので、化け物はあなたの夢の中にいれて欲しいと言いながら、ドラえもんとのび太にしがみついてきた。
スネ夫の家の近くを歩いていると、スネ夫は夢を見ながら、大きく「ワッ ハハハハハ」と笑っていた。メガネをかけて、夢の内容を見ると、ウルトラスネオがドラえもんとのび太を殴り飛ばしている最中であった。
二人はスネ夫の夢の中に化け物を押し込んだ。ウルトラスネオは化け物を水に弱い存在であると決めつけ、格闘しながら海に一緒に落ち込んだ。次の朝、スネ夫は水に濡れた布団を物干しで乾かしていた。それを見て、ドラえもんはしずちゃんに「うみにおちたゆめをみたのが、わるかった」と説明している。
[S0307・M01009・017010]