なんの取り柄もない普通の私に子供が授かりました
程なくして長女が空手を習いたいと言い出し、知り合いの方がやられている道場へと入門
道連れの如く、へなちょこ長男も同じ道へ・・・
私だけはぜーったいにやらない!と頑張っていた末娘も、真っ白な道衣に心奪われめでたく三姉弟妹の空手珍道中の始まり始まり
1年2年と月日が流れても試合に出ればすぐに負け、帰りの道中でわめき散らした事を今でも鮮明に覚えています
よく考えなくても解る事だった
この子達はなんの取り柄もない俺の子
人様の優れた子供に敵うはずもないんだ、と
それでも一生懸命道場へ通う子供達の為にと、内職で貯めた全財産を試合の遠征費へと注ぎ込んでくれた妻がいた
その頃は転職したばかりで、なかなか家にも早く帰れず道場の送迎も全部妻に任せっきり
そんな姿を見ているうちに、どうにか成績が出せるように!と始めたのが家での自主練
最初はほんと何もかもが手探り状態でしたね
いきなり前拳で中段を突け!なーんて事もやってたなぁ(笑)
むさぼるようにビデオを観たり本を読んだり
そのうちに365日空手の事ばかり考えるようになっていた
しばらくして我家に初めての全国切符を運んでくれたのが末娘でした
そして全国の壁の高さに愕然とさせられ、あえなく初戦敗退
今でも思い出すだけで涙が出て来ます
責任を持って全国でも勝てる選手に育て上げる!
この想いだけで突っ走ってきた11年間ではありました
来週からは少しだけ歩きながらの人生の反省会へとなる訳ではありますが
ゆっくりと振り返ってみて、やり残しの整理をして行きたいと思います!