マックスさん(50代・男性)、発達障害の診断は受けていないがかなり濃い特性の持ち主と思われる。
世の中に感染症が吹き荒れた頃、マックスさんの家族が感染。マックスさんからは当初「家族の感染でいついつまで休む」という連絡が入ったが、その期間を過ぎてもマックスさんは出勤せず、会社からの連絡にも応じない。家に電話をし家族からマックスさんも感染したとの情報を得た。マックスさんと話がしたいと家族に言ったら、しばしの保留音のあと「今いません」と言われたそうな。絶対うそだしかも嘘が下手すぎる
仕方がないので「家族にマックスさんから会社に連絡をするように」と伝えるにとどまった。
そしてその次の日、マックスさんから会社にようやく電話がかかってくる。応対したのは経理ブチョーのアオノリ。前回の無断欠勤の時マックスさんの自宅までいったことがあった。
私は感染症なのに電話しないといけなかったんでしょうか?
マックスさん「ブチョー、感染症なので休みます」
アオノリ「体調はわかりました。それでいつから出勤できますか?」
マックスさん「いついつまで隔離になるので、○日からです」
アオノリ「それを会社に連絡しましたか?」
マックスさん「一度連絡をしたので、もうしなくてもいいかなと思いました」
アオノリ「ご家族の感染で○日まで休むというのは聞いています。しかし、自分が感染して状況が変わって、出勤できる日にちが延びたら、それを会社に連絡しないといけないね」
マックスさん「私、感染症なのに連絡しないといけなかったんでしょうか?」
アオノリ「もちろん電話1本入れられないくらい体調が悪かったというのかもしれないけど、会社には連絡すべきです。以前の無断欠勤と同じようにまた会社はあなたを心配して何度もあなたに電話をすることになった。今回もご家族と話が出来なかったら、またマックスさんは無断欠勤を続けることになったよね」
マックスさん「はぁ・・・。行かなければ感染症だってわかりそうなもんだと思って」
アオノリ「マックスさん、また前と同じことをやるのか会社からの電話に出ない、折り返しの連絡もしない、昨日家に電話したときも電話口に出ない。あなたは何を考えているんだ」
マックスさん「ずっとケータイは見ていないので(←嘘くさっ)。昨日はいなくて」(←感染症で家にいないわけないじゃん)
アオノリ「隔離期間に家にいないってこと自体おかしいよね」
マックスさん「・・・。よくわからなくて」(また出た!マックスさんの思考停止)
アオノリ「感染症で休むのは仕方がないけど、自分も感染したので出勤できる日がいついつになりますという連絡は必ずしなくてはいけません。これでは以前の無断欠勤と何にもかわらない」
マックスさん「はぁ、でも私感染症ですけど、無断欠勤になるんですか?」
また、続く