ワカメのお殿様ぶり、普通の会社が当たり前にやっていることが当たり前ではない会社、顧客は何もしなくても向こうからやってくると信じている会社。
世の中の会社の当たり前が、当たり前でなかった製造部門。
どうしてこのようになってしまったのだろうか?
何がワカメをここまで殿様にしてしまったのだろうか?
最初が上手くいきすぎた
製造部門が始まったとき、周囲には同業者がいなかったため、すこぶる好調に売り上げた。注文に生産が追いつかず、断っていたくらいだった時期もあったらしい。
売れるまでの苦労もなく、売れてしまった。要するにバブルが初期に来てしまったのである。そして売り上げが下がり始めた時期に、昔の栄光が忘れられず生き残る努力が出来なかった。
これって
ひとりのアイドルがいました。デビューしたら時代の波に上手く乗って、周りに同じような個性の子もいなくて、好調に売れていきました。とっても忙しく仕事しているし、仕事も向こうからバンバン入ってきて、スケジュールはいっぱいで断っているくらい。みんな私に近寄ってきてちやほやしてくれるの。だって私には実力があるんだから。
でもブームはいつか去っていく。周りにも同じような個性の子も出てきたし、新しい子が次々デビューして売れていく。私ってもう飽きられたのかしらでも私だって以前はあんなに売れたんだからまたすぐに昔に戻って仕事がバンバン入ってくるようになるわ
そして真の実力をつける努力もせず、昔の栄光にしがみつく。方向性の転換もせず同じことをやって昔のように売れる日がくると信じている。
そして末路は・・・・
立ち直り中
会社は現在立ち直り中。
社会の変化や、地域の事情の変化で昔のようなバブルはもうないと思うが、まだまだ必要とされる業種である。亡父とワカメの後始末から、立て直して、身の丈に合った経営をしたい。と同時に、クロネコがこの会社でやりたいと思うこともだんだん出てきた。
まだまだ終わるわけにはいかない