しんどい時、哀しさにつぶされそうになった時、ハッピーエンドな漫画を読む。
読んでる間はとても幸せな気持ちになれる。
まあ…主人公たちカップルのホワホワしたのとかは…悲しくなるので、歳の差、幼女庇護モノが多いけど。
古い漫画だけど、レディー・ヴィクトリアンってゆう漫画がある。
野ばらの妖精のような、明るく逞しく、ちょっとドジな女の子が田舎の小さな村から都会のロンドンに出てきて…ドタバタ頑張ってて…めちゃくちゃイケメンの編集長やミステリアスなすっごい美女と友人になったり、貴族様からプロポーズされたりと…
楽しくドタバタコメディの要素もあるけど、貧窮街の孤児院で飢えて消える小さな命が、当たり前のようにあった時代を、その悲しみと慈しみと、切なる願いも込められた、何度も読み返したくなる漫画。
死が隣にあった時代。
主人公の女の子のお父さんは神父さん。19巻に出てくる。
子供のころ、妹さんを亡くされて…悲しみに沈んでるとき、近所のおばあさんから言われた言葉…
失った悲しみも
救えなかった苦しみも
みんな同じ
その子への愛情だよ
苦しみの重さの分…愛が深かったんだと…
その深さの分だけ
その子は沢山の愛情をうけとって
天国へ昇ったと
思いなされ
主人を亡くして、悲しくて、辛くて、一年経っても泣いて、寝込んで…
軽微だろうけど記憶障害もまだ残ってて…もうちゃんと社会復帰できないんじゃないかと…不安で。
甘えてる自分も嫌で…。
でも悲しくて、辛くて…。
もしかして、この思いが天国へ行くはずの主人の足を引っ張ってるんじゃないかと思ったり…
でも、このセリフを読むと、哀しさの分、愛を受け取って天へ昇れる…って言ってくれてて…。
なんか、安心して泣けるとゆうか…罪悪感が少し消えるとゆうか…。
色んな苦しみを抱えて、それでも「自分で選んだ」と踏み出す主人公たち。
たかが、漫画だけど…こうやって、安らぎと慰めを貰える。
…誰が何を言ってくれようと、慰めにならないのにね…。本や漫画だと…すんなり入る…。
しんどい時の、逃げ場であり、救いです。