万のことに追われてすっかり忘れていたこのBlogの存在を週末に思い出したので書いてみようと思います.
近頃主に使っていたEffect boardの重量がしんどくなってきたので, 持ち運びの観点で許容できる重量の中型を組んでいるところです.
そこで最近音作りの核として気に入って使用しているのがLimetone AudioのJACKALです.
参考までに現在の接続は
Guitar - Akima&Neos Top Gear - Akima&Neos Germa Bite - JHS Wah - Svi Sound GePressor - Xotic SP Compressor - FREE THE TONE INTEGRATED GATE IG-1N - Limetone Audio LTV-30L-ilm - FREE THE TONE G-STAGE Multi-effects System HT-GS001 (Send&Return Limetone Audio JACKAL) - Dawner Prince Electronics BOONAR Multi-head Drum Echo - BOSS RC-10R- Funk Ojisan APARTMENT AMP - Roland JC-120
となっています.
知名度のあるエフェクターなので, 有名YouTuberによるレビューに加えて, 各種online shopでもレビューをみれると思います. ここでは自分の使い方でのJACKALの使用感を書いてみます.
普通とは違うかもしれないのですが, 自分はPlexi modeで常時ONにしてプリアンプとして使用しています.
※これはサウンドハウスではおススメの使い方として紹介されていました.
週末アマチュアギタリストの強い味方はやはりどのスタジオにも置いてあるRoland JC-120です. 知名度があるためにJACKALには批判的なレビュー(例えば, コンプ感だとか, 「JACKALの音色」になるだとか)も数多く散見されますが, その多くがJC-120に繋ぐならばむしろ利点だと気がつくことでしょう. またこのサイズでMid EQが搭載されているペダルはあまり多くありません. JACKALのPlexi modeで真空管っぽさを感じるコンプ感と歪み感を加えつつ, 3 band EQと内部トリマで細かい音作りができるので, JC-120対策としてこれ以上便利なペダルはないのではないか?と感じています.
参考までに音色は以下のような感じです. 常時ONです.
JACKALの素晴らしい点は圧倒的なノイズの少なさと他のペダルとの相性の良さです. 単体で真空管アンプを押すならいい音色だけれど, 他のペダルと組み合わせた時にノイズが気になったり, 音色が破綻してしまうペダルは結構多いと思いますけれど, JACKALではそういう不満を感じることがほとんどありません. 他のペダルとの組み合わせを色々楽しめる点でも楽しいペダルです.
この手のエフェクターレビューではやはりいい点の他に悪い点が気になるかと思いますので, こうなったらいいな, という点を以下に挙げてみます.
1. EQの設定は結構難しい.
3 band EQ搭載のエフェクターにあるあるな問題な気がしますが, EQをどこに設定してもいい音というわけではないように思います. 特に中高音域の「ミャン!」みたいなワウペダルの半止めみたいな成分が結構幅広いEQつまみ領域で出てくる気がしました. これは気になる人は気になる癖かと思いました. 自分はこの音域が非常に気になったので内部トリマをいじって, その音域がなるべく出なくなるように調整しました. 内部トリマが表に出ていたら便利だなあと個人的には思います. あと内部トリマが最終的な出力と連動しているので, Level増幅幅が小さくなりました. 自分の使い方ではJACKALを常時ONなので気になりませんが, 内部トリマを修正した結果, Level maxでOn/Off時の音量が同じくらいなので, 気になる方もいらっしゃると思います.
2. Plexi modeのGain調整が結構難しい.
Gainが低音域と連動しています. またノイズが少ないJACKALとはいえGainを14時以上に上げるとそれなりに目立ちます. 自分の用途ではちょうどいい塩梅は11:30–13:30くらいしかなくだいぶ微調整が必要でした. 3 band EQの調整とも絡んでくるので, 繋いだだけでちょうどいい音が出るペダルではないと思います.
3. Plexi modeをOn/Offできたら嬉しい.
散々言われているところですし, それはしたくないという開発側の思いも理解できるのですけれど, やはり通常モードの歪みもいい音で弾いていて楽しいので, もう一つフットスイッチと各モードに対応する独立のVolumeつまみをつけて2chの歪みペダルになったら嬉しいな~と思います.
というわけで, あれこれ手をかけて仲良くなっていく感じのペダルではあったのですが, 自分の中ではJC-120でかなり好きな音を出せるところまで追い込めたんじゃないかな?と思います. 数年前の横浜のイベントでLIMETONE AUDIOの今西さんから直接購入させていただいた思い出のペダルでもあるので, 大切に使っていきたいな~と思っています.