『奇跡の経営 一週間毎日が週末発想のススメ』
- 奇跡の経営 一週間毎日が週末発想のススメ/リカルド・セムラー
- ¥1,890
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≪感想≫
久しぶりに大きく心揺さぶられる本に出会った。
就活で自分が出会ったどんな企業とも違う企業、それがこの「セムコ社」。
例えば、
・組織階層がなく、組織図も存在しない
・ビジネスプランや企業戦略、企業理念すらない
・決まったCEOが不在ということもある
・業務フローがない
・人事部がない
・雇用契約書がない
これら全ては、「コントロールすることをやめることによって、社員が真にやりたいことに目覚め、幸せな人生を送れるようにする」という価値観に基づいている。
そのために著者は、ひとりの責任あるおとなを徹底的に「信頼」することが大事だと言っている。
以下、印象に残った部分の要約。
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■フレックスタイム制は社員を信頼している証
社員が勤務時間、場所を自由に決められるようにする。
「そんなことをしてはサボる社員が続出して業務に支障が出るのでは?」
しかし、そんな疑問は全くナンセンスである。責任感のあるおとなが、業務に支障をきたし自らの仕事を危うくするようなことをするはずがない。さらに、仕事をするのに最も能率の良い方法を知っているのは自分自身である。
■情報の独占をやめる
人は問題を個人的なものとして理解し、明確にイメージできたとき、それについて真剣に考えることができる。
セムコ社には、全社員(清掃員、事務員なども)が自由に参加できる会議があり、その内容も社内であれば自由に手に入れることが出来る。
組織において、特定のひとしか知らない情報は、危険な権力の集中を生む。その可能性を排除するためには、情報を常に誰にでも開示され共有されなければならない。オープンコミュニケーションは、代償はあるものの(競合相手に機密情報が漏れる)、共有文化を育むためには重要である。
■離職率1%以下
社員のやりたいことを選択する自由を与え続けてきた結果。もしやりたいことが見つからなければ、会社は「眠っている才能」を見つける手助けをする。
社員の成功があってこそ、会社は成功するのだ。
■真の変革とは
変わり続けることこそが企業を存続する唯一の解決策。
また変革とは、行動をともなうものである。
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この本の内容は、いまの企業の常識とはかなり異なっているので、おそらく賛否両論があるだろう。しかし、このような企業が増えていけば社会に対してのインパクトも大きなものになるのでは。
「仕事はもっと楽しむべきものであり、人生を豊かにする」という考えには賛成であり、今後もそう思えるようにしていきたいと感じた。