野球賭博の操作で押収した携帯電話のメールに八百長の疑いのあるものがみつかり文部省に報告され世に明らかになりました。

本来的にはあってはならないこと。

しかし、心の中で八百長はあるだろうな…と思っていた人が多かった、というのが実情だと思います。

新聞が売れれば、または視聴率が上がればいいマスコミは、事実(らしいこと)を伝えながらいつものようにきれいごとを言ってバッシングに走ります。

現政権の閣僚も当初「公益法人を認めるのは難しい」と、マスコミに迎合するような発言をしました。

一般市民ならともかく、公人が軽々とこんな発言するの「アホか」と思いますね。

確かに八百長はあってはいけないことです。
しかし、悲しいかな実際には前からあったことだと思います。
やっぱり千秋楽で7勝7敗の力士はホントにたくさん勝ちます。
感覚的に負ける力士はほとんど見ません。

当然、八百長を全くやっていない力士もいると思います。

今の理事長の放駒親方(元大関魁傑)は性格的に八百長やっていないだろうし、その弟子の横綱大乃国(現スィーツ親方、もとい芝田山親方)も当時ガチだった力士といわれています。
(その頃の大横綱が寺尾を土俵にひどく吊り落としたのですが、それは「注射」(見せしめ)と某週刊誌でかかれたりしました)


当然今もまじめに相撲を取っている力士がいるわけで、公益法人を認めない、というのはそんな彼らの夢を潰すことです。

それに相撲は何百年も続いている日本の文化。
潰せば双葉山や大鵬をはじめとした先人の功績も風化されることになります。

さらに、日本相撲協会には力士、親方だけでなく、行司、呼び出し、床山とたくさんの人が働いています。
40超えた呼び出し、行司は今さら何やればいいのか…
「雇用」という政府が彼らを失業者に追いやるとは思いませんが。


古いものはなんでもかんでも潰すのではなくて、どうやって守るかというのも政治家の仕事だと思うんですよね。


当然、今のままの相撲協会を許すのではなく、サイアク文部省指名でいいよ、理事に有識者を絶対何人かいれないといけない、とか外部の血を入れる指導は必要です。
力士に対しても今回「運悪く」見つかった力士も除名、解雇ではなく出場停止2場所くらいにとどめるかわりに、来場所を起点に八百長をした力士は即除名にすると明確化すればいいんじゃないかな…
大体自己申告せい、といわれてもクビになるとなったらホントのこと言うのはよほどりっぱで、そんな人は八百長やらないよ…

ただ、相撲賭博発覚したら除名は仕方ないけど…
(さすがにこれだけはいかん)

大甘かもしれないけど、過去の流れを今咎めても前に進まなくて、これからの相撲をどうするかが大切だと思うんですよね、

大阪場所の開催は難しいかもしれないけど、観客ガラガラでもいい、テレビも放映権をどこかに寄付する形でもいい、優勝賞金は限りなくゼロでもいい、でもやって欲しい。



さすがに、民主党のいつも「キレイ事」いうセンセイ方も発言の軽さに気づいてかトーンダウンしたようですが、
(強者の論理で、弱者の気持ちがわからない石原慎太郎はまた吠えているようですが、早く都知事やめて欲しい)

お願いは大相撲を今回の件で潰さないで欲しい。