リスぺりドンの量を減らして3日経った金曜日に母の所に行ってみた。
いつものようにドリップコーヒーをポットに入れて、いただいたお菓子を持って。

母の居るフロアにエレベーターで昇っていき、ドアが開いた瞬間驚いた。

いつもは部屋でベッドに横たわろうとしているか、ひとり廊下をさまよっているかなのに、ロビーのテーブルにおとなしく座っているではないか!
しかも、他の人に交じって・・・

コーヒー持ってきたから部屋で飲もう、と誘って母の部屋に戻った。
いつもより足取りが軽いような気がした。
ベッドに腰掛けて飲むように言ったら、私が用意している間にさっさと座っていた。

会話はなんだかちぐはぐだけど、家にいる時とは違って穏やかな時間が流れる。
母の好みに合わせてミルクだけ入れて渡したら、「お砂糖も」と言う。
少し好みが変わった?
お砂糖の代わりにお菓子を差し出すと、ペロリと平らげた。
そりゃそうだよね。ホームじゃこんなおいしいお菓子出ないよね。

お菓子をゆっくり食べている母を見ていたら、なんだかちょっと熱くなってきた。
2年前には一緒に遠い遠い出雲まで旅行したのにね。
近頃、朝ドラに加納伝助様が出てきたり、神田沙也加ちゃんが親の七光りをはねのけて頑張ってるなんて記事を読んだりするとふいに涙が出てきてしまう。
妙に涙もろくなった気がしていたが、それにしても母に対して多少のわだかまりを持っている私がこんな気持ちになるなんて・・・ちょっと驚きだ
それだけ心に余裕ができたのかな。

とりあえず、薬を減らしても今のところ問題はなさそうだ。
トイレの失敗は増えてるけれど、尿意があるので紙おむつにはしない方針のようだ。
このままここの生活に慣れてくれるといいな。

読んでくれてありがとうラブラブ

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