薬の副作用か認知症が進んだのかわからないが、だいぶ衰えた。
ただ、リスぺりドンを半分に減らしてから行動が活発になり、前の状況に戻りかけている。
今回は足取りにも不安が出てきている分、転倒もしやすくなっているので、常にヘルパーさんの目の届くところに置かれている。
トイレも失敗が多くなったし、痰が絡んでいるせいで食事にも気を使う毎日だ。
だから、差し入れも考えてしまう・・・
当初考えていた生活にはならなかった。
でも、施設でこれだけ苦労していることを家でというのはやっぱり難しかったんじゃないか、と自分に言い聞かせる。
・・・施設に任せたことで、家の中が平穏になったか・・・いや、いったん壊れたものは修復しがたくなっている。
元々の私にも悪いところはいっぱいあって、主人は相当我慢していたんだろうけれど、母との同居を経てそれが増幅したような気がする。
同居を言い出したのは主人。
私は、慣れない遠距離通勤や、これをきっかけに母がぼけてしまうんじゃないか、という不安を覚えたが、言い出したところできっと聞き入れてもらえないだろうと思って主人の提案に従った。
でも、予感は的中。
しかも、母の認知症はすでに発症していて、こんなスピードで進むなどとは予想外だった。
同居は家族にとっても母にとっても地獄だった。
はじめは私を心配してくれていた家族たちも、自分の身を守ることに精いっぱいになり、思いやる気持ちなどどこかへすっ飛んでしまった。
そして、母の姿と私を重ね合わせて見るようになったような気がする。
そうなると事態は最悪である。
同居を始めて狂い出した家族関係を、母の入居によって修復できると思ったが、バカな私は「なんとかなるさ」の精神で今週末に人様の前でピアノを弾くことにしてしまった・・・
今週だけは見逃して!と心で叫びながら練習に専念するつもりだった。
終わったら家族のために家事もしっかりやろう、主人と二人で出かける時間も持ってこの一年半で崩れかけたものを修復しよう、母との時間も増やそう、と心に決めているのに・・・
母が今のようになったのも同居が原因なんじゃないか、同居さえしなければ・・・との気持ちはいつまでもぬぐえない。
読んでくれてありがとう
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