海津市北部から名古屋に向かう場合、東海大橋を渡ることになる。

この道路、旧海津町内は県道8号津島南濃線に指定され、東西に貫いている。

 

津島南濃線は、東海大橋を超えると藤ヶ瀬交差点で南に向きを変えてしまうが、東に直進すると愛知県道128号給父清洲線に名を変えてそのまま進み続けることができる。東端はあま市森の森交差点(旧甚目寺町)で、右左折のみ(南北方向)となり、直進することができなくなる。

 

反対の西進は、旧南濃町駒野交差点より県道56号南濃関ケ原線となり、道なりに北進に変わって焼肉街道を通り牧田川へ到達。広瀬橋南交差点で直進(西進)は県道227号牧田室原線となるが、次の信号(和田橋南)で国道365号への右左折のみとなり、ここで直進不能となる。

 

和田橋南から森までGoogleMapで37.2km、道路状況が正常であれば方向指示器を使用することなく移動することができる。

 

この「直進」、ネットで検索しても、日本一長い「直線」道路が北海道にあることは出てくるものの、「直進」の最長についての記事は全くない。まあ誰も興味がないのだろうが。

 

ところで、「直進」は道路交通法上最も有利な立場[要出典]であり、また、右左折回数を減らすことは、多少運転距離を伸ばしても安全に寄与することになる[要出典]

 

そこで、海津市を通過する道路で、長距離直進できる(道路の形状・標識標示などにより右左折とはいえない)道路をいくつか探したところ、興味深いものを発見した。

 

主なものをいくつか挙げよう。

まずはその全線が直進となる国道258号線である。北は県道212号、神戸町道と移り変わり、神戸町川西の名もなき小さな交差点で直進不能となる。南は国道23号との交差点から三重県道69号となり、湾岸桑名ICにて直進不能となる。直進距離は49.4kmと出た。

 

次は国道1号線中提入口交差点から木曽三川公園センターを通り長良川右岸を走る経路である。

長良川から伊自良川の堤防となり、伊自良川にかかる竹橋の南で北進一時停止となり、ここまで直進できる。41.5km

 

堤防でいえば、揖斐川左岸もきれいに整備されている。

治水神社前の信号を北進し、万寿新田排水機場、海津橋、福岡大橋と北上していく。北端は糸貫川の始まりで、およそ45km

 

これを大きく超える結果となったのが、業務スーパー海津店(旧海津ショッピングセンター)の北にある小さな交差点から始まるルートだ。

この道は焼肉味平、たく味苑、ワタナベ石油と進み、大榑川以北は輪之内町に入る。

その後国道157号となり、福井県大野市下据で市道に、同市陽明町の陽明交差点でようやく直進できなくなる。おおよそ125kmの直進距離となった。

これは非常に興味深いので、温見峠には行きたくないが、一度実証してみたいものだ。