先日ダイナースクラブのお取り寄せを利用してみたことをお伝えした。

 

 

今月中旬ごろ、4日かけて飲み終わったので感想を残しておこうと思う。

 

まず開栓である。

儀式を伴う旨の説明書が同封してあったため、その通りにやってみたのだが、超強炭酸とでもいえばいいのか、覚悟していてもコルクが飛んでいきそうになるほどの圧であった。冷蔵庫の10℃では高すぎたのだろうか。開栓前はチルド室などでできるだけ0℃近くまで下げておくとよさそうだ。

たしかに瓶の底は異常なほどくぼんでおり、封入されている炭酸の量を想像させた。

 

さて、味であるが、私は水のようにスッと入っていく日本酒を好んでいるが、これはまさにそのとおりの酒であった。炭酸が喉を刺激していくが、酒は体内にしみこんでいくかのようである。つまみはなくてもよいが、味の濃いものがいいだろう。和食が合いそうだ。チーズもいいだろう。

 

個人的に惜しかったのは、4合瓶ということである。あれほどの圧を受け止めていたコルクは、当然元通り復帰させることは無理がある。押し込んでもびくともしないし、コルク栓をどうにかする器具は持ち合わせていない。2合も飲めば立ち上がるのも苦労するから、1日に1合ずつ飲んだわけであるが、当然日々炭酸が抜けていく。最終日はもはや普通の酒に近くなってしまっていた。

瓶の強度が許せば、1合が欲しいところである。

 

こんな高い酒はそうそう飲めたものではないが、炭酸の日本酒と言えば、宝酒造の澪だろう。近いうちに買ってみたくなった。