中国ドラマの備忘録

中国ドラマの備忘録

中国・台湾ドラマの備忘録。注目する俳優さんの紹介。

 華の出陣~麗将・阿麦の仇討~(原題:阿麦从军)観ました。  ネタバレ注意!

 

 

 3/4華の出陣~麗将・阿麦の仇討~/阿麦从军はこちら↓

 

 

 

 商易之(シャン・イージー)は皇宮に入ることにする。商易之は自分のせいで盛华/盛華(ションホワ)は死んだと責めていた。阿麦(アマイ)は齐景/斉景(チー・ジン)から聞いた齐煜/斉煜(チー・ユー)の話を伝え、自分を責めるなと言う。

 石远/石遠(シー・ユエン)が邓高/鄧高(ドン・ガオ)の所へ齐景の遺命を果たしにやってきた。石远は退官すると話し、邓高を殺した。穆白(ムー・バイ)は石远に会い、龍吟(りゅうぎん)衛を継ぐことを伝えた。石远は殺されると思い緊張したが見送られただけだった。穆白は商易之が阿麦に会っていたが何を話していたか分からないと林宰相に伝えていた。穆白は林宰相の息子だった。

 林宰相は则柔/則柔(ゾーロウ)に阿麦に警戒しろ、あの者は女子だと教えた。自分がいる限りお前の皇后の座は揺るがないと言うが…。则柔は軍営に行き、阿麦に会い、二言三言話して帰っていった。

 商易之は则柔との婚約を破棄しようとする。徐静(シュー・ジン)は今は林宰相の助力が不可欠な状況だと難色を示すが、商易之は聞かなかった。

 北漠(ほくばく)軍が動き出し、商易之は親征するという。徐静に促され商易之は阿麦に则柔との婚約の件で破棄できないと言われていると、避けるために親征すると言う。だが、阿麦は盛都(せいと)から出たらダメだと理由を述べると商易之も納得し、则柔は娶らないと阿麦を抱きしめた。

 阿麦は鎮北(ちんほく)軍の元帥に、唐绍义/唐紹義(タン・シャオイー)は副元帥に任命され、出兵することに。唐绍义も则柔が来ていたのを見ていて、阿麦を心配するが、阿麦は商易之を信じると言い切った。

 兵部尚書の杜昌英(ドゥー・チャンイン)が軍営にやってきて、阿麦が敵と内通した証拠を得たから真偽を確かめたいため、同行願うというのだ。常钰青/常鈺青(チャン・ユーチン)と話をして逃がす姿を見ていると、拇印を押せと言われ素直に押した。

 このことを知った商易之は林(リン)宰相の仕業だと分かった。林宰相に出立前になぜ捕らえると聞くが、阿麦が自供したと聞かされる。 

 林宰相の望みは?と聞かれ、林宰相は約束通り则柔を娶ってもらうという。徐静は、皇帝は立后の際に罪人に恩赦を与えることができるから、それで阿麦の命は助けられると言い、林宰相は納得した。商易之は目くばせしたのに…と徐静に言うが、もし応じていなかったら阿麦は死を免れなかったという。商易之は仕方なく则柔を皇后に立てることに承諾した。

 徐静は常钰青を呼び、北漠軍が靖陽(せいよう)関外に兵を待機させ戦に備えている。軍を撤退させてくれるなら解放すると交渉した。常钰青は阿麦の安全を保障されたため、交渉に応じた。

 林宰相は酒を阿麦に持っていき、商易之の婚儀の祝い酒だと…。そして阿麦は解放された。阿麦は朽ち果てた凝翠(ぎょうすい)閣に入り、商易之と知り合った頃からの出来事を思い出し酒を飲んだ。

 商易之は则柔との共寝を交わそうとするが、则柔に今夜共にしないと自分は歴代の皇帝や国の民に対し、死んで詫びるしかないと言われてしまい、酒を持ってこさせた。则柔は酔っぱらった商易之を寝台に連れていき…。

来源:杨懿 微博

 解放されてからの阿麦を見守っていた常钰青は、酔っぱらった阿麦に辛いのになぜ盛都に留まる?と聞く。望むなら北漠に連れていくと言うが…。

 阿麦に会った商易之は釈明しようとするが、阿麦は聞かずに父親の屋敷が欲しいという。下賜すると言うと阿麦は感謝し、釈明を聞こうともせず行ってしまった。阿麦は盛国公府に足を踏み入れた。当時のことが思い出され、涙した。

 阿麦は軍営に行き、一人思い出にふけっていたが、唐绍义、王七(ワン・チー)や张二蛋/張二蛋(チャン・アルダン)らが阿麦を迎えていた。王七が商易之のむごい仕打ちを聞いた、何があろうと俺たちはお前の味方だと。奴から帝位を奪うことも可能だ、お前の命が下れば全軍で援護するとまでいう。阿麦は謀反する気か?仲間同士争う気か?と叱責した。そして数日盛都を離れると伝えた。

 商易之は阿麦を捜していた。阿麦は北漠へ行く決意をし常钰青と会っていた。阿麦を見つけた商易之は行かせないと言うが、阿麦は行ってしまった。ところが、今度は穆白たちが立ちはだかった。鎮北軍と齐煜を見捨てる気か?と。仕方なく常钰青は行かせ、阿麦は残った。

 朝臣たちは阿麦が盛国公の娘であるのは疑わしいと言うが、商易之は精査し盛国公の娘・韩麦穗/韓麦穗(ハン・マイスイ)であることに間違いないと言う。商易之は批判を止めるため徐静に発言させ、阿麦を元帥の任から外したという。だが、盛国公夫妻は南夏(なんか)の功臣だから敬うべきだ。不本意だけど阿麦を妃として娶るという。商易之が阿麦の素性を公にしたのは、北漠へ行くのを阻むためだった。

 

 昔、林宰相は陈起/陳起(チェン・チー)と会っていた。幼い頃の記憶を話す陈起に、林宰相は実の両親の敵は北漠の常家と養父の韩怀成/韓懐成(ハン・ホワイチョン)で、親の首は韩怀成がはねたと告げた。信じない陈起に父親の指輪を見せ、時が来たら告げろと言われていたという。林宰相は陈起の耳元で「韩怀成を殺せ」と囁いた。

 

 则柔は商易之に菓子を持っていき、手作りの犬を見て、もらえないかという。

来源:杨懿 微博

 商易之は大切なものだから、欲しければ新しいものを作ってやるという。

 阿麦は皇貴妃に封じられ怒りを募らせた。商易之は阿麦がそんな思いだと知らず、穆白に犬の人形と文を阿麦に渡すよう頼んだ。それを粥を届けに来た则柔は知られてしまう。自分が行くと頼み込まれた穆白は必ず渡すようにと则柔に渡してしまう。文に则柔と婚儀を行った事情が書かれているのを読んでしまった则柔は、阿麦に会いに行き、商易之の隣にいるのは私だと忠告した。そして人形は渡したが、文は渡さなかった。

来源:杨懿 微博

 阿麦は商易之に会いに行き、皇貴妃にしたことを問う。商易之の言い分を聞くが、何も言わずに阿麦は帰った。则柔は张/張(チャン)太監を懐柔し、商易之の居場所を聞き出した。

 軍営にいた阿麦は唐绍义たちや盛都に来た秀儿/秀児(シウアル)と酒を飲み、皆に感謝し楽しんでいた。そこに商易之がやってくる。文を読んだと思っている商易之と受け取っていない阿麦はすれ違った。

 林宰相に阿麦のことを相談した则柔は、商易之に後宮をまとめるのが自分の仕事だと、秀儿を呼んだ。

 秀儿から話を聞いた则柔は女官としてそばに置きたいという。そこへ阿麦がやってきて、それなら自分も宮中に入ると言い秀儿を守った。则柔は他にも側室を入宮させた。

来源:张天爱 微博

  齐煜は新しい妃が気に入らず、いたずらをし杖刑になった。阿麦は何があったか聞き、罰は当然だという。更にお尻が痛くても稽古はすると言い怪我を見て驚いた。坤寧(こんねい)宮の執行人が刑を行ったと聞き、则柔の元へ乗り込んだ。そしてなぜひどい折檻を?と言い分を聞く。阿麦は自分への当てつけはやめろ、友や齐煜に手を出したら許さないと忠告した。

 则柔が気絶したと聞いた商易之が様子を見に行くと、侍医から懐妊していると聞かされる。则柔は懐妊したことを阿麦に伝えた。阿麦は齐煜のけがが治ったらここを出ようと秀儿と話した。

 阿麦は皇宮は自分に合わないから出ていくと商易之に別れを伝えた。引き留めることはできないと分かった商易之は送り出した。

 则柔は阿麦が皇宮から出たことを知るが、つわりがひどく今は無事に出産することで、他のことは構ってられないと何もしなかった。

 齐煜の所へ忠勇(ちゅうゆう)侯がやってきたが、今は新帝の時代だと言われる。徐静は民は齐煜が即位すると思っていたのに商易之が皇位を奪ったと考えている。いつか反感を持つ者が齐煜を担ぎ上げて謀反を起こすかもと忠告した。

来源:周俞辰 微博

 商易之は頭を悩ませた。忠勇侯は謁見を終え、齐煜に会おうとしたが、断られてしまう。それでも鎮北軍の将校が要職に就けば、淮南(わいなん)軍高官の没落は必至だから威光を借りたいと、会えるまで門前で待つという。そこで齐煜は粥を渡し、丁重に断る伝言を伝えさせた。粥を食べた忠勇侯は死んでしまった。

 これを知った林宰相は謀反を恐れる者の仕業だと見た。齐煜は賢すぎる。彼は林家にとって脅威だとし、夫人に頼み事をした。

 商易之は齐煜の命を狙った穆白と徐静を叱責した。

 林宰相に頼まれた夫人は则柔に会いに行く。その間に齐煜を誘拐した。商易之は穆白に林家に向かわせた。

 久々に息子と再会した夫人は喜び取り乱してしまう。そんな母親に穆白はなぜ2台の馬車で皇宮に行ったのか聞く。そして持ち込むのはいいが、持ち出すのは問題だと、何があったのか話してくれという。

 軍営にいる阿麦に齐煜を誘拐したとの文が届いた。罠かもと警戒するが、唐绍义と2人で向かった。齐煜を殺そうとする刺客とそれを阻止しようとする阿麦たちが戦い、刺客の穆白は顔がバレてしまい去った。そして囚われていたのは、偽物だった。

 阿麦がいなくなってから小玉(シャオユー)たちは食べ物を得るのに苦労していた。そこに明日の飯にも困っていた状態の刘/劉(リウ)が、食べ物を買い、衣も新しいのを着ていて不思議に思った。刘の家に齐煜たちが捕らえられていたのだ。

 唐绍义は阿麦に手を引けと言う。穆白に指図できるのはあの人だけだと、これ以上溝を深めるなというのだ。しかし阿麦は弟子である齐煜を人に任せられなかった。そこで大々的に捜させた。阿麦は商易之に直接指示したのはお前かと尋ねに行った。命じていないと商易之は言うが、阿麦は信じなかった。

 齐煜と侍従の阿醒(アシン)の貴人を見つけたら500両だと聞いた小玉は、刘の後をつけ盗み聞きすると、中に貴人がいることが分かり通報した。しかし賊どもを逃がしてしまったと報告を受けた阿麦は、小玉に2人の居場所が分かったと案内された。

 则柔は最近の林宰相の様子がおかしいと思い調べさせた。そして別荘に行ってみることにした。

 案内された場所は林宰相の別荘だった。阿麦と王七が偵察に行き、阿醒がいることが確認できた。

 商易之は林宰相を呼び、齐煜は元気か尋ねた。林宰相はあっさり認めた。商易之のためだと。商易之は齐泾/斉涇(チー・ジン)の忘れ形見を宮中から出せば、自分を狭量とそしる者が現れる、それは阿麦だと。阿麦は自分が齐煜をさらったと思っている。林宰相の元だと知られれば釈明できないと。そこで商易之は则柔に齐煜の面倒を見てもらうのはどうかと提案する。この状況では断れない林宰相は応じた。

 別荘に行った则柔も齐煜がここにいることは分かっていて案内させた。

 阿麦たちは突撃する準備を整えた。则柔は齐煜に会い、連れ出そうとしたが、齐煜はそんなことをしたら则柔が大変な目に遭うと断った。则柔は己より皇后の自分を心配する齐煜の思うようにさせた。

 阿麦は齐煜を救出した。そこに商易之の命で救出しに李玉(リー・ユー)が来るが、商易之を信じない阿麦は自分といた方が安全だと齐煜を渡さなかった。则柔は林宰相を呼び、この件について問い、謀反を企てていることが分かった。则柔の子が継嗣となれるか信じられないからだと。则柔はやりすぎだと反対するが…。

 商易之は朝臣たちがわざと職務を果たそうとしていないため腹を立てていた。更に李玉から齐煜を阿麦に連れていかれたと報告を受け、怒りが増し、次失敗したら職位を剥奪すると怒鳴りつけた。

 阿麦は宮中も自分の屋敷も安全ではないからと安全な場所にかくまうことに。阿醒には王七以外の者に齐煜を預けるなと念を押した。

 阿麦は小玉たちに食糧を配った。小玉は勉強より阿麦や唐绍义のような大将軍になりたいから軍に入れてほしいと言う。阿麦は2年間学問に励めば軍に入れてやると約束した。

 商易之は徐静に相談するが、彼らは林宰相の息のかかった者ばかりだから処罰は慎重にと言われる。そこで商易之は体調を崩しているという者たちに侍医を遣わした。杜医正(ドゥーいせい)から診断の結果問題ないと聞いた商易之は、2本の線香が燃え尽きるまでに来なければ、官職を退いてもらうと言う。彼らは線香が燃え尽きてから現れ言い訳をするが、斬首となった。商易之は工部を手に入れ、林宰相はこれで自分を排除する気だと決定づけた。

 则柔はお産を早める薬を丸薬にしてと頼んだ。林宰相は穆白を呼び出し、鎮北軍の兵で、穆白の命に従うのは何割いると聞く。穆白は5歳で死を装い、間者となった。わだかまりを消すため、林宰相は穆白が商易之と同じ永禧(えいき)37年生まれであることを明かし、間者にしたのは穆白を守るためだったという。そして軍での威信を確立させ、鎮北軍を我が物としろと言うが、目的は教えなかった。穆白は赵/趙(ジャオ)将軍と吕/呂(リュー)将軍が林宰相に会いに来たのを見た。

 林宰相は2人に忠勇(ちゅうゆう)侯は病死ではなく、毒殺され、齐煜の身代わりになったと教えた。商易之に疑いを向けさせ、淮南軍を自分の味方につけた。

 穆白と2人で話そうと商易之は「家は大丈夫か?」という。商易之は見ていれば気づくという。穆白は本名は林敏慎(リン・ミンシェン)で、林宰相の息子であること、商易之が齐涣/斉渙(チー・ホワン)だと気づいて、自分をそばにつかせたこと、いつか利用するためにと打ち明けた。商易之は穆白は自分を裏切らないと信じていると伝えた。穆白は林宰相を説得しようとする。しかし物別れに終わった。

 林宰相は今日で勝敗が決まると参内し、则柔は頼んでいた丸薬を飲んだ。

 商易之たちが祭祀を行うために向かっていると、林宰相が行く手を防ぎ退位を求めた。李玉も林宰相側につき、商易之を捕らえようとした。しかし穆白も则柔も反対した。(子どもたちに最後まで反対されるの珍しくない?)

来源:杨懿 微博 

 唐绍义が率いる鎮北軍がやってきて謀反を鎮めた。唐绍义は阿麦が李玉が林宰相と会っているのを見て商易之が危ないと気づいたから動けたと商易之に伝え、阿麦の復職を願った。商易之は元帥として復職することを聞き入れた。その時则柔が苦しみだす。

 お腹の子は亡くなったが、则柔は無事でまた懐妊することは可能だという。ただ三月の養生が必要だと言われる。

 林宰相は阿麦を呼んで2人の子の処分を聞く。お咎めなしだと聞き、商易之への不満をいう。そしてお前が私の立場ならどうすると。阿麦は権力が人間を惑わすのではなく、邪心があるから惑わされるんだ。自分の心には欲など浮かんだことがないという。林宰相は善意から忠告すると言い、自分のように投獄されてから後悔しても遅い。商易之は陈起と結託しているという。 

 北漠では皇太后が亡くなり、皇帝は悲しみで政務どころでなかった。皇帝の叔父である申亭渊/申亭淵(シェン・ティンユアン)が通常は成年藩王滞在は禁止だが、特例で滞在し皇帝をなだめた。

 阿麦は林宰相が処刑前に“商易之が陈起/陳起と結託している”と言っていたことを唐绍义に話した。唐绍义はあり得ない、阿麦の敵と手を組むものかと言う。

 商易之に召された阿麦は、鳳凰の簪、皇后の象徴を渡される。商易之は则柔を林宰相に強制的に娶らされたことを阿麦が怒っているなら、今すぐ则柔を廃するという。それでも気が済まないのなら、口実をつけて殺してもかまわないとまでいう。商易之は阿麦の心を取り戻したいだけだったが、阿麦はこの簪を挿したら次に殺されるのは自分かという。商易之は阿麦の心を奪う奴は全員殺すと言うが、阿麦は「俺の友に手を出したら許さないぞ」と警告した。更に情は消えたと。それを聞いた商易之は阿麦を宮中に留め、また情を育もうとする。(普通に無理だろ、こんなこと言われても情が戻るようじゃ阿麦じゃないわ)

 陈起は申亭渊に南夏の侵攻許可を取りたいと相談していた。そして…。

 阿麦が一番陈起を熟知しているとして出陣を命じてほしいと南夏の朝臣たちは商易之を説得していた。徐静にも決断を促された商易之は、阿麦に出陣を頼んだ。

 常钰青を呼び出す文と以前阿麦に渡した指輪が届いた。

 夜、阿麦と陈起は対峙する。陈起は阿麦を殺したくないし、自分には決して勝てないから去れという。呼び出された場所に向かった常钰青が火をつけると爆発し、その音を聞いた阿麦は陈起を卑怯者だという。唐绍义たち鎮北軍と北漠軍は戦い、阿麦は王七と张二蛋と靖陽の町中にある爆薬を探し、間者を捕縛をしに行った。

 待てども援軍は来ず、唐绍义は傷を負いながらも退却を命じなかった。死を覚悟した唐绍义は…。

 阿麦は常钰青に会い、指輪を添えた文に“客桟に来い”と書かれてあったと聞く。常钰青にもらった指輪は出征前に商易之に言われて渡したこと、援軍が来ないことから罠だと思った阿麦だったが、唐绍义が戦死したと報告を受けた。

 商易之は大量の文を燃やしていた…。

 阿麦は唐绍义の棺を前に兄貴を守れなかったと大泣きした。徐静が阿麦を呼んだが会わなかった。穆白が商易之に王七が兵を率いて齐煜と盛都城外へ行ったこと、別動隊も宛(えん)江を越え盛都方面に向かっていると報告した。

 齐煜を連れてきた阿醒は軟禁状態だったため阿麦に感謝した。ただ商易之が許してくれるかどうかを心配していた。

 商易之は心休まることができずにいた。うたた寝していると、阿麦たちが乗り込んできて陈起と結託し、軍に間者を潜り込ませたなと阿麦に殺されそうになる夢を見る。そこへ穆白が鎮北軍が盛都近郊に集結していると知らせに来た。

来源:张天爱 微博

  商易之は何度も聖旨を送ってきた。“鎮北軍は青州へ向かい、盛都に来るな”という内容だった。王七は聖旨を燃やした。 #35

 

 徐静はどう対応するかは商易之に任せた。商易之はなぜ阿麦が謀反を起こそうとしているのか分からないと言い、阿麦と話をすることにした。次の日、阿麦はひとりで宮中に。王七と张二蛋は生死を共にすると誓ったからと一緒に行こうとするが、阿麦は外で待機しろと警告した。

 商易之は他の者を下げ、阿麦と2人で話をした。阿麦は援軍はどうした?と聞くが、送らなかったと言い、齐景に会った時のことを話した。齐景はなぜ韩怀成を殺したかを話していた。齐景は国を維持するだけの皇帝にはなりたくなかった。だが北漠と戦い、現実を知り絶望した、南夏は弱小で北漠の相手にならないと。そこに北漠軍でも恐れをなす強者・韩怀成が現れた。そこで彼を利用し、北漠と取引をした。彼の命と引き換えに、その先10年の安寧を手に入れたというのだ。そして商易之に今後10年の安寧と平和を守れと約束させた。

 真相を知ったうえで、自分を蚊帳の外に出し、陈起と示し合わせて靖陽を差し出していたのかと、出征前から負け戦だと知っていたのか。鎮北軍の兵士は商易之の兄弟分なのに、商易之を命がけで守った彼らの命を軽んじたのかと阿麦は憤った。商易之は10年の安寧のため、その間にもっと強い軍を編制すれば再起も可能だと反論する。しかし、阿麦は商易之は変わってしまったと言い、商易之には兵権を渡さず、自分が鎮北軍を率い、靖陽関を死守する、今後は袂を分かつ。宛江から北には踏み入るな、自分も盛都に戻らない、鎮北軍は朝廷の命には従わないと。自分たちは今生で再び会うことはないと阿麦は去った。(これだけ考え方が変わってしまったら情どころが軽蔑でしかないわ)

 陈起は“明日中に靖陽関を、3日以内に盛都を落とせ。命を違えば斬首”との詔が言い渡される。(無茶ぶりすぎるだろ)

 阿麦の質問に答えると陈起は開戦を止め、両親を殺した自分を殺して仇を討てといい、剣を交えた。

そして飛びかかった陈起は途中で剣を捨て自ら阿麦に刺された。そして林宰相に韩怀成を殺せば北漠に帰してやろうと言われた事、韩怀成は主を脅かす存在、盛国公府は陈起も含め皆殺しになること、自分が応じなければ他の者がやるだけだと。義妹は見逃してもいいが、夫妻は必ず死んでもらうと言われたことを話した。そしてこれで自分たちの因縁は断ち切れたと言い、事切れた。阿麦は崩れ落ちた。陈起が育ての親を殺すことを選んだのは、自分を守るためでもあったと。

来源:孙绍龙 微博

 

 3年後。阿麦は齐煜を連れて街に出て、楽しんだ。

来源:周俞辰 微博

 そこへ半年で6回目だという穆白がやってきた。聖旨で阿麦は大将軍になった。徐静もやってきた。従者も連れてきたと言うが、中に入れるのは徐静だけといい、従者は入れなかった。(王七も従者が商易之だと分かっているのだろう)

 阿麦は従者に会うつもりはないし、次に連れてきたら徐静でも宛江を渡らせないと言う。

 靖陽関に常钰青が軍を連れてやってきた。常钰青は侯爵になっていた。常钰青は南夏の皇帝に忠告するために来たと言う。天下に名高き戦神阿麦をぞんざいに扱うなと。それと現在北漠の幼き皇帝は政権争いに巻き込まれ、今後数年間は南夏を侵略する余裕がないから、阿麦も商易之と距離が置けるぞと。常钰青は阿麦のことを諦めておらず、再考しておけと言い撤収した。

 商易之は阿麦が元気だったか徐静に聞いた。徐静はこれが全て丸く収まる最善の状態だという。(未練たらしい男だな)

 阿麦は出立を明日に控えていた。齐煜は王七に託した。やっと一人で旅立てるという。王七は別れがつらいから見送らないと言う。いい加減解放してくれというが、それでも阿麦は何かあったら伝えろと言い残した。阿麦はひとりどこかへ…。

来源:7张天爱 微博

 

 商易之はどんだけ恋愛脳なんだ…。いくら皇帝の座に就いたとはいえ、あんなにもゲスになり下がる?もとからゲスだった?徐静はどこまで真相を知っていたんだろうか?知っていて何も言わなかったのか?商易之が皇帝になってから徐静何してた?っていうぐらい仕事させてないよね?もし知ってて黙ってたんなら阿麦は徐静や穆白にあんな風に接することができる?できないんじゃない?

 ちょっと最後の商易之のゲス具合に呆れるばかり。これだけ言われても阿麦を想うなんて…。阿麦の方がよっぽどはっきりしていて一貫していて気持ちがいい。

 まあ、阿麦に情も(既にないけれど)実質的な距離も取らせるには、商易之にとって目障りな唐绍义を殺し、あわよくば常钰青も…という決定打が必要だった。そのためにはここまでゲスにさせなければならなかったのかも。私は唐绍义の棺にすり寄って泣く阿麦に泣いたわ。

 张二蛋、途中改名したって言ってたけど、それ以降も二蛋って呼ばれてるのね。改名した意味ないじゃない。いや~、ごめんけど、この张二蛋か王七のどちらかは死ぬと思ってたんだけどなぁ。最後まで死なずに阿麦を支えるとは予想外したわ。

 阿麦役の张天爱の男装はやっぱり似合うし、色黒で髪の毛ぼさぼさの男装。他のドラマでは観られない男装だわ。太子妃升职记(太子妃 狂想曲〈ラプソディ〉)の印象がめっちゃ強い。

 林宰相の中の人、王永泉は琅琊榜の夏江のイメージが強いんだけど、今回もいい感じの役だったわ~。これだけの役なんだから名前作ってあげてもよかったのに。

 盛华長公主の中の人は、以家之名(家族の名において)で強烈な印象を与えた杨童舒。息子を皇帝にという思惑はあるけれども、長公主にしてはものすごくマトモな考えを持った人だし、阿麦の両親を殺したのは父親だと言うのを一生隠し通そうという息子に対して、阿麦は賢いから無理だと言うのはごもっとも。と思った。

 

 

 

【主要登場人物紹介】

阿麦(アマイ)役

张天爱/張天愛(チャン・ティエンアイ)  1990.10.28生まれ  165㎝

代表作:雪中悍刀行(雪中悍刀行~徐鳳年、北椋王への道~)〈影〉妖猫传(〈映〉空海-KU-KAI-美しき王妃の謎)、太子妃升职记(太子妃 狂想曲〈ラプソディ〉)

 

商易之(シャン・イージー)役

张昊唯/張昊唯(チャン・ハオウェイ)  1990.6.18生まれ  183㎝

代表作:庆余年1,2(慶余年1,2)、繁城之下(繁城の殺人~大明に蠢く闇~)长风渡(長風渡~あなたと綴る、運命の縁~)

 

常钰青/常鈺青(チャン・ユーチン)役

王瑞昌(ワン・ルイチャン)  1997.10.8生まれ  185㎝

代表作:青衿志(青衿志~宰相の仮面~)、漂亮书生(トキメキ☆雲上学堂スキャンダル~漂亮書生~)、双世宠妃Ⅰ,Ⅱ,Ⅲ(寵妃の秘密1,2,3)

 

唐绍义/唐紹義(タン・シャオイー)役

高戈(ガオ・ゴー)  1992.12.9生まれ  185㎝

代表作:胆小鬼(臆病者)、〈影〉中国机长(〈映〉フライト・キャプテン高度1万メートル、奇跡の実話)、〈影〉烈火英雄(〈映〉ブレイブ 大都市焼失)

 

盛华长公主/盛華(ションホワ)長公主役

杨童舒/楊童舒(ヤン・トンシュー)  1975.5.7生まれ  170㎝

代表作:猎罪图鉴2(猟罪図鑑2)、女心理师(Psychologist)、以家之名(家族の名において)

 

齐景/斉景(チー・ジン)役

尹铸胜/尹鋳勝(イン・ジューション)  1965.10.1生まれ  177㎝

代表作:一念关山(一念関山-Journey to Love-)、山河之影(山河之影 錦衣衛と謀りの王朝)显微镜下的大明之丝绢案(天地に問う)

 

林相/林(リン)宰相役

王永泉(ワン・ヨンチョン)  

代表作:大江大河(大江大河~大いなる夢への挑戦~)、欢乐颂1,2(原題)、琅琊榜(琅琊榜~麒麟の才子、風雲を起こす~)

 

徐静(シュー・ジン)役

于洋(ユー・ヤン)  1970.6.3生まれ  

代表作:七夜雪(七夜雪)、雪中悍刀行(雪中悍刀行~徐鳳年、北椋王への道~)周生如故(美人骨~前編:周生如故)

 

 

【オープニング曲】A-Lin  〈吹不息的我〉

 

 

【エンディング曲】刘惜君  〈焰〉

 

 

 華の出陣~麗将・阿麦の仇討~(原題:阿麦从军)観ました。  ネタバレ注意!

 

 

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 仲間と酒を飲んだ赵忠/趙忠(ジャオ・ジョン)は阿麦(アマイ)が常钰青/常鈺青(チャン・ユーチン)との婚儀の招待状を見たと口止めされていたにも関わらず話をしてしまう。阿麦が女子だと知った贺超/賀超(ホー・チャオ)は阿麦の命令は聞かないと直接本人に言う。この後阿麦が女子だと噂になっていた。王七(ワン・チー)や张士强//張士強(ジャン・シーチャン)は阿麦を罵ったと、贺超と私闘するまで噂になっていることを、阿麦は唐绍义/唐紹義(タン・シャオイー)に相談した。そして阿麦は唐绍义と一芝居打つことにした。贺超は赵忠を問い詰め、阿麦の正体を暴くという。

 石达春/石達春(シー・ダーチュン)は商易之(シャン・イージー)に本来の身分を取り戻す気はあるのか聞く。齐景/斉景(チー・ジン)は商易之を殺す気だということに気づいていた。だが商易之は取り戻す気はないという。

 贺超は訓練から戻った阿麦の衣を脱がそうと、戦っていた。商易之が止めに入り収まったが、阿麦はあの手この手と来られるから策を考えてくれと頼んだ。秀儿/秀児(シウアル)は自分を娶ったら噂はなくなると言ってくれるが、阿麦は自分の胸を触らせて分からせた。それでも妻になるという。軍に残るなら噂を消さないと、というのだ。

 ということで婚儀を挙げることになった。

 だが、贺超が天幕を覗き…阿麦が女子だと確信したが、赵忠に殺されてしまった。赵忠は阿麦の秘密を漏らしてしまった罪悪感と贺超を殺した事から酒におぼれた。商易之は徐静(シュー・ジン)に赵忠の処罰について相談し、折衷案を出す。徐静は赵忠に会い、ホトトギスの故事を話した。その話を聞いた赵忠は自分の腹を刺し死んだ。徐静が赵忠を追い詰めたと知った商易之は皆が止めるのも聞かず、怒りに任せて徐静に剣を向けた。殺されるのは構わないが、その前に一言と、徐静は情に流されて軽重の見極めを誤れば、戦場で散った兵士たちや赵忠の思いを踏みにじることになると説いた。その言葉に剣を下した所に聖旨が。商易之を一品の大将軍とし、副将の麦穗(マイ・スイ)=阿麦を三品の雲麾(うんき)将軍に、騎兵校尉の唐绍义を四品の振威(しんい)将軍に封じられた。石达春は敵に投降した罪で斬首に。しかも商易之にその首を持って盛都(せいと)に持ち帰れと申し渡された。

 林(リン)宰相は民を守るために投降したのに斬首は罪が重いのではと齐景に言うが、齐景は豫(よ)州に行かせた特使を殺したのは商易之なのではと疑っていた。それもあって石达春の斬首を取り消すことはしなかった。

 商易之は何とか策を考えようとするが、阿麦は齐景の意図を見抜いていて簡単ではないという。鎮北(ちんほく)軍での商易之の権力を弱めること、陈起/陳起(チェン・チー)に攻められれば太刀打ちできず、敗北の罪を問える、一石二鳥だと。 

 商易之は腹をくくるという。齐景と自分たちの間には一種の均衡がある。この均衡の維持が交渉の切り札となると考えたのだ。

 淮南(わいなん)軍は商维/商維(シャン・ウェイ)の古巣だから親しい将校はいないか阿麦は商易之に聞く。同胞相手なら戦は避け、対話で解決したいからだと。徐静に反旗を翻すつもりか聞かれた商易之は非道な暗君は玉座から降ろすという。時期尚早だと言われるが、商易之はやむを得ないと決意は揺るがなかった。

 石达春が死ぬ気だと分かり涙する石(シー)夫人に石达春は誤った。そして、商易之と2人で話をする。商维に“自分は子に借りではなく貸しを継がせる、だから命がけで息子の安全を守れ”と言われたと。だから最後に一度だけ助けるという。「自分の処刑の監督を命じられたのは、齐景の殺意の矛先が商易之にあるからで、自分を処罰しなければお前は反乱軍の元帥になる。お前の選択次第で齐景は淮南軍を動かすんだぞ。本当の危機は自分の首を持ち、盛都入りした時だと、勝負の始まりだ」と必死で説得する。自分の犠牲を無駄にしたくなければ、よき皇帝になれと伝え、亡くなった。商易之は2日も食べることもせず部屋にこもった。自分が情けない、無力だと。阿麦に言われてようやく食事をし、前を向いた。

 盛都入りするにあたって、徐静は皇太子の齐泾/斉涇(チー・ジン)と康(こう)王の齐泯/斉泯(チー・ミン)のどちらかを選び、手を組めば一挙何得だと提案した。商易之は義を重んじ、対局を考慮できる人だと齐泾を選んだ。徐静は齐景が最も重視する後継者は齐泾ではなく、齐泾の嫡男・齐煜/斉煜(チー・ユー)だという。商易之は阿麦、穆白(ムー・バイ)と親衛隊を連れていくことにした。

  齐景は商易之を監視していたが、他にも監視している者がいると報告を受け、齐泾だと思ったが、齐泯だと知り頭が痛くなった。

 齐泯は商易之を道中で待っていて取引を持ち掛ける。

来源:淮文 微博

 齐景が捜しているのはお前だろ?とオレはお前の味方だ。自分に力を貸すのなら商易之たちを守るという。とりあえずその場は流したが、取り込む気だというのは明らかだった。

 齐泾は齐泯の行動を知り、配下たちに策を講じさせるが、時機を見極められる男だから齐泾を選ぶだろう、待つのが上策だと進言される。

 商易之は盛华/盛華(ションホワ)に久々に会い喜んだ。

 商易之が戻ったことを知った齐景は、齐泾と齐泯に歓迎の宴を開かせ、2人に不審な動きがないか目を光らせた。

 商易之と阿麦の歓迎の宴が開かれるが、齐泯が雰囲気を悪くした。その雰囲気を壊したのが齐煜だった。「五帝本記」の一説を読んだことにより、齐泯は黙るしかなくなり腹を立てつつも退席した。

来源:淮文 微博

 商易之の話を聞き、齐泾は期待に応えると承諾した。商易之は無事に豫州に帰ることができなければ約束したことを実行できないという。すると齐泾は齐煜を阿麦の弟子にと提案する。

 商易之と阿麦は齐景に拝謁し、石达春の首を渡した。2人に褒美をやり、齐景は商易之に放蕩者だったのにどうして元帥までになれたのか?と質問し緊張感が走ったが、自分は父親の足元にも及ばないとその場を乗り切った。阿麦は兵部で鎮北軍の名簿を調べる許可が欲しいとお願いし許可された。邓高/鄧高(ドン・ガオ)太監は阿麦が演じた通り卑しい男だと阿麦を見たが、齐景は本心ではないと見抜いていた。阿麦が調べる許可をもらったのは両親を殺したのは玄武軍の兵だったから、当時の兵の記録を調べたいと考えてのことだった。

 兵部では書庫に入るのに尚書の許可が要ったり、書庫に入った際に何を閲覧するのか細かく書かされたり、挙句は退勤時刻が過ぎたと日を改めさせられることに。もしかして齐泯の仕業?と考える商易之に阿麦は自分も密偵を差し向ければいいと進言する。

 商易之が自分ではなく齐泾に頼ったことに齐泯は腹を立てていた。もう齐景の心は決まったから自分に有利な時機など来ないという齐泯に、動くほかない、齐泾の足場を崩そうと庞傅/龐傅(パン・フー)に言われる。

 商易之は盛华から複数の花見の招待状を受け取る。自分と同じ年頃の令嬢がいる家ばかりだと聞き、見合い目的だと察した商易之は想い人がいると言うが、平民を正妻にはできないと言われる。その想い人とは阿麦だと打ち明けると、好きにしろと言われる。

 齐泾は高硫(ガオ・リウ)に収賄を許した疑いがかけられていた。齐泾は無実だと言うが、調査が終わるまで禁足を命じられた。

 徐静は盛都に戻ろうとする。しかし唐绍义は勅命なく兵を動かせば、謀反だと見なされると言うが、商易之に危機が訪れたことを知る。2人は賊の討伐を名目に出兵することに。

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 齐泯は商易之と会い、自分も齐泾と同じことができる。正しい選択は分かるよな?と次に会うときは正しい選択をするよう願うと、兵部の書庫に入るため自分の玉を渡した。

 齐景は齐泯の謀略だと分かっていた。2人の息子が兵権を持つ商易之を引き込むために尽力しているとは、と。うまくいけばいいが、仕損じれば災いを招くと。商易之が齐泾についたため、齐泯の策を使い、力をつけさせないようにしたのだ。齐景は商易之を逃がすつもりはなかった。

 阿麦は齐泯の玉を使い、書庫に入った。このことは齐泾の耳にも入り、兵部は齐泯の影響下にあることが分かった。

 徐静は盛华と再会し、苦労を労われた。徐静は兵を分散させて盛都入りしたという。そして身分以外は阿麦のことを気に入っているという盛华に、彼女が盛国公の娘・韩麦穗/韓麦穗(ハン・マイスイ)だと明かした。すると盛华は衝撃を受け、これは報いだという。

 阿麦が書庫で玄武軍を調べていると知った齐泾は、玄武軍にいた老七(ラオチー)と呼ばれた男を知っているから調べさせようと伝えた。阿麦は真相を知ることができると喜んだ。しかし商易之は齐泾の言う男が、商维の護衛だった七(チー)おじだと思い、盛华に聞くと、商维は玄武軍の統領だったと知らされた。

 そしてあの日、商维たちは北漠軍に変装し、陈起に率いさせ盛国公夫妻を殺したと、商维は阿麦の両親の敵だと打ち明けた。彼女は賢いからいつかは露見するから早急に手を打とうという。商易之は生涯隠し通したいから盛华に力を貸してくれと頼んだ。次の日、齐泾から老七の居場所の文が届き訪ねるが、数日前に死んだと言われ、阿麦は落ち込んだ。商易之たちが仕組んだことだった。

 齐景は齐煜から情報を聞き出し、彼に父親の罰を決めさせた。齐泯には封地に行けと詔を出した。だが齐泯は病を装い時を稼ぐことに。

 盛华と商易之は寺に行き祈祷するが、商易之はまだ阿麦に対する罪悪感があった。2人は娘の则柔/則柔(ゾーロウ)と参拝に来ていた林宰相と会う。盛华は林宰相と2人きりになり、後継者をどちらに考えているか探りを入れた。「もっと多くの選択肢が欲しければ商易之も入れてみてはどうか」という。

 杨玄/楊玄(ヤン・シュエン)はある密書をもらい、齐泾が呼んでいると齐煜を連れて行った。しかし齐泾は命じていなかった。すると配下が子の刻までに皇太子の印を康王府へ届けたら、齐煜は無傷で解放されると伝えに来た。裏切り者は捕らえられた。

 齐泾は商易之と阿麦に会いに行き、頼れるのは2人だけだと相談した。齐泾は齐泯の所へ行き、齐煜を解放するように言うと、齐煜は偽の赤子だと文書を出す。文書は捏造だと言うが、齐泯は印を押せば本物になると…。

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 阿麦たちは杨玄を見張っていた者が、馬車が4か所に分かれて行ったという情報をもとに調べることにする。

 齐泾は愚かな弟だと印を押さなければ~~、印を押したら~~と話し、結局死は免れないと教えた。子の刻になるが、阿麦が無事齐煜を救い出した。皇太子妃が齐景にこの件を伝えたため、宮中の者まで康王府に来ていた。齐泾は自分が死ねば齐煜は生き残れると、息子を守るため自害した。

 これを聞いた齐景は衝撃を受け、報いだと言い卒倒した。齐景は顔の左側がこわばり、話せなくなっていた。中風の症状が見られ、どの程度回復できるかは杜医正(ドゥーいせい)も分からなかった。

 齐泯は林宰相を師と仰ぎ、朝政を学びたいと頼む。だが荷が重いと断られた。

 林宰相は盛华に齐泯から師と仰ぎたいと言われたことを話し、悩んでいると言う。盛华は「でも皇帝の義父は師に勝る」という。2人は自分の子たちを結ばせ、林宰相は戸部の人事を任せてほしいと、話がまとまった。

 齐泯の生きる道は齐煜の身分を明らかにすることだけだと話していると、北漠(ほくばく)の人質、申亭渊/申亭淵(シェン・ティンユエン)がお祝いにやってくる。齐泯が監国になるのを祝いに来たというのだ。 

 阿麦との婚姻に向けて早くも彼女の花嫁衣装を考える商易之に、盛华は林宰相の林家に婚約の身上書を渡したと話した。しかし商易之の心には阿麦だけ、他の者は娶らないと断る。だが、阿麦が商易之の父親が親の仇だと知れば、きっと商易之を憎む。彼女は賢いからどれだけ隠そうとも無理だと盛华はいう。

 盛华はあえて老七の情報を阿麦に流した。そして刘七/劉七(リウ・チー)、方大牛(ファン・ダーニウ)、齐三海/斉三海(チー・サンハイ)の3人を見つけた阿麦は、説明を求めた。

 玄武軍は正規軍ではなく、兵部の管轄外であること、ある屋敷を襲撃し傷を負ったため死を偽装したこと、そして統領が商维であることを白状した。

 商易之は阿麦に「妻になってくれ」というが、刘七たちに会わせまいとしたのは商易之の仕業だと気づいた阿麦は、真相を突き止めようとしていることを知っているのに黙っていたことに怒った。

 商易之は盛华が情報を教えたことを責めるが、盛华は全て商易之のためだという。商易之は商维がなぜ罪なき者を訳もなく殺すのか解せないと言う。教えてくれと言われた盛华は、「お前に陛下を殺す勇気が?」と聞く。

 阿麦は唐绍义に会いに行く。阿麦は商易之は悪くないが、商维が自分の父親を殺した理由を知りたかった。

 皇太子妃は齐泾が亡くなっても齐煜の出生について議論していると嘆き、自ら命を絶った。林宰相の夫人は商易之が齐泾に近しかったから、何かあれば则柔も巻き込まれるかもと心配した。しかし林宰相はこの婚姻は、己の幸せだけでなく、林家の未来もかかっていると破棄する考えはなかった。

 齐景に齐泯を諫める者がいないこと、齐泾の死を調査してほしいことを諫言した曾太(ゾン・タイ)は自分が捕らえられることになったため、命を持って訴えた。齐泯は曾太の背後の人物を調べるべきだと庞傅から言われるが…。

 商易之は最愛の人を見つけたから盛华に祝福してほしいと言うが、皇族は好きに生きることが出来ないのが定めだと言われる。そして、“齐涣/斉渙(チー・ホワン)”と呼び、皇位に就きたくはない?と玉を渡すが、考えたこともないと玉を返した。争えば血が流れるからと言うが、盛华は争わなければ身を守れないと言う。楽観的な商易之に盛华は商维の死の真相を話した。準備はしたという盛华に、それでも阿麦以外は娶らないという。

 商易之は阿麦に会い、失いたくないばかりにバカなことをしたと謝った。そして黒幕が齐景だと、奴が商维に命じたことを教えた。更に盛华は実母ではなく、自分は前皇太子・齐显/斉顕(チー・シエン)の息子だということ、商维は齐景に殺されたことを打ち明けた。敵討ちを終えるまで一緒だと。しかし盛华は林家に仲人を送り婚約書を渡していた。

 阿麦たちは3日後に決行しようと考える。そこに盛华が阿麦ひとりを呼び出す。 

 盛华は、何度も商易之を救ってくれたと感謝し、お礼をしたいという。阿麦は褒美が目当てではないから気遣いはいらないと。だがこれは償いの意味もあり、これから商易之は阿麦の補佐が必要だからという。そして望むものは?と聞く。阿麦は「死者が静かに眠り、生者が心から安らいで暮らすこと」だと。盛华は「安らぎは恨みを手放してこそ得られるのでは?」という。阿麦は狙うのは黒幕のみだから安心してとその場を後にした。

 齐景は自分の命が長くないため、齐煜のことを心配していた。齐泯の暴挙に耐えるしかなく、殺そうとしていた商易之に頼るしか手段がなくなったのだ。

 阿麦は完遂後に皇宮から脱出する術を考える。商易之も賛成し、その案の詳細を詰めることにした。

 齐景は盛华を呼び出し、幼い日の思い出を語った。一度だけ助けてくれという。退位し、齐涣に皇帝の座を譲るというのだ。

 齐泯は苛立っていた。盛华が齐景に会っていること、齐景が齐煜を片時も離さず側に置いていることを聞くが、女子どもに悪知恵は働かないと高を括っていた。

 軍営に戻り穆白(ムー・バイ)と相談しようとしたが、商易之は盛华に呼び出された。

 齐泯は曾太の屋敷の侍女に質問し、盛华が曾太を訪ねていたことを知った。申亭渊は齐景にこのことを報告し、齐泯は怒って“長公主を殺す”と言っていたこと、配下の庞傅が頭が切れると伝えた。齐景は庞傅を生かしておけないと、通行手形を餌にし申亭渊に実行を指示した。

 盛华は齐景が商易之に皇位を譲ると言っていると商易之に伝えた。どこまで本気かは分からないが、自分たちにとっては絶好の機会だと。齐泯が皇帝になり、民が悲惨な状況に陥ってからでは手遅れだと。しかし商易之は自分は明君になれないと言う。盛华は説得するが、阿麦のことしか考えられない商易之を盛华は追い出した。

 盛华は林宰相と会い、譲位すると言われたことを伝え、婚礼を早めたいとお願いした。商易之の想い人が阿麦で、女子であること、韩怀成/韓懐成(ハン・ホワイチョン)の娘であることを打ち明けた。

 林宰相は齐煜を齐景の後継者にするという詔を書き写し、齐景に返却した。齐景は返却させた理由は齐煜が齐泯に殺されてしまうからだという。

 商易之は阿麦が逃げるための道具を用意した。龍吟(りゅうぎん)衛に罪を着せるのだ。軍営では“齐景を守るため”の準備に追われていた。唐绍义から刺客をなぜ皇宮から逃がす?と聞かれた阿麦は、刺客は自分で、黒幕は齐景だと教えた。唐绍义はなぜ皇帝が国を守った将軍を殺す?と言うが、俺も聞きたいと。たとえ失敗しても齐景と共に死ぬという。阿麦の覚悟を知った唐绍义は、必ず逃がして見せると宣言した。 

齐景/斉景が目を覚ますと齐泯/斉泯がそばで自分を見つめていた。邓高太監が邪魔するので少し眠らせて入ってきたと言う。そして齐泾は皇太子になるために、よその赤子を連れてきて自分たちの子にしたと暴露し、自分を後継者にと必死にお願いする。だが齐景は、「なぜおまえに皇位を譲らなければならないのだ?」と。齐泯は「齐泾は死に、齐煜は皇家の血筋ではない。自分でなければ誰に譲るのか?」と尋ねた。齐泯は齐涣に譲ると…。

来源:淮文 微博

 屋敷に帰った齐泯は実の息子は自分だけなのに、老いて血迷ったかと怒り、盛华の仕業だと決めつけた。庞傅はまず朝臣を味方につけようと進言し、焦れば深みにはまってしまうと言うが、齐泯は盛华を監禁すると言い出す。申亭渊はここぞとばかり煽った。庞傅が諫言しても齐泯は聞こうとせず、従ったらこのざまだという。(性格悪くてやりたい放題したからだろ、他人のせいにするな)庞傅は牢に入れられた。

 盛华が攫われたことを知り、阿麦たちは盛华を捜した。監禁されても盛华は冷静だった。申亭渊は庞傅に会いに行き、北漠に帰るために庞傅を殺した。

 盛华に会いに行った齐泯は、既に皇位が自分の物になったかのように好き勝手な物言いをする。しかし、盛华は因果応報だという。それは齐泯に対してではなく、齐景に対しての言葉だった。昔にもこのような状況があったと。すると齐泯は盛华か商易之の命のどちらかをもらうと言い出した。盛华は齐泯の痛い所を突く。図星なだけに腹を立てた齐泯は剣を抜いた。

来源:淮文 微博

 阿麦たちは救出策を練って実行しようとしていた。すると齐泯の配下が商易之ひとりを呼び出した。罠だから行くなと阿麦は言うが、商易之は一人で齐泯に会いに行った。半刻後、攻め入ることにして商易之が戻ってくるのを待った。

来源:张天爱 微博

 齐泯は2人のうちどちらかの命をもらうと商易之に言う。盛华は「私が言ったことを忘れないで、使命を果たすのよ」と。そして商易之の本当の身分を知らない齐泯が盛华の言葉に疑問を持つと、役立たずは黙ってと、次々と屈辱的な言葉を言い放つ。それに耐えきれず齐泯は盛华を刺し、母親が刺されるのを見た商易之は齐泯を刺した。鎮北軍は齐泯の配下を制圧したが…。

 盛华は齐景が齐煜を守るため、商易之を使って卑劣な齐泯を始末しようとしていること、本心でも嘘でも譲位を実現させようと、そのために命を賭けてもいいと徐静に話していた。すべては商易之のため、男女の情から目を覚まさせるためと。

 母親を亡くした商易之は鎮北軍に挙兵を命じた。 

 母親を亡くし悲しんでいる商易之を刺客が襲い、阿麦は追いかけた。刺客は常钰青で崔衍(ツイ・イエン)の仇を取ろうとしたのだ。常钰青はまた会いに来ると逃げるが、2人が会話しているのを穆白は見ていた。そして常钰青の不意を突き、穆白は常钰青を捕まえた。

 出立しようとした時、邓高太監が「陛下をお守りください」と軍営にやってきた。商易之は鎮北軍と共に宮中に入り警護を行えという詔だった。

 商易之と阿麦2人が齐景に呼ばれた。齐景は齐泯のことは惜しくないが、盛华には申し訳ないと謝った。商易之は皇位のために何人の血で手を汚した?そんな謝罪の一言で罪が拭えるかと。齐景は商易之が齐涣で、南夏(なんか)の新帝だと公表すると伝えた。

 次は阿麦が齐景に会い、なぜ韩怀成一家を惨殺したのか問うた。阿麦は自分は韩怀成の娘・韩麦穗/韓麦穗だと明かした。自分でもなぜなのか分からないという齐景に、戦功ある父を恐れたのだろう?天に誓い忠臣だった父が謀反など起こさない!と言う。それには答えず、齐景は齐煜が血のつながりも皇族でもない、己を守ることができない幼子だ。だから齐煜を師と仰ぐ韩麦穗に託したいと、生きる道を与えてほしいとお願いした。

 齐景は自分を憎む者は星の数ほどいる。自分が罪深いから多くの者が首を欲している。だが、天下に自分を殺せる者は一人としていないと言い、血を吐いた。自ら命を絶つと。阿麦は黙ってそれを見ていた。

 

 4/4華の出陣~麗将・阿麦の仇討~/阿麦从军に続く。

 

 

 華の出陣~麗将・阿麦の仇討~(原題:阿麦从军)観ました。  ネタバレ注意!

 

 1/4華の出陣~麗将・阿麦の仇討~/阿麦从军はこちら↓

 

 

 

 盛都に戻った齐泾/斉涇(チー・ジン)は失態を犯したと齐景/斉景(チー・ジン)に𠮟責されていた。靖阳/靖陽(せいよう)関が陥落した知らせを受け齐景は驚きを隠せなかった。

 入隊を許された阿麦(アマイ)は歩兵第7営第8班に配属され、张二蛋/張二蛋(ジャン・アルダン)と知り合う。2人は伍長の王七(ワン・チー)に目をつけられた。第7営の営官・陆刚/陸剛(ルー・ガン)から檄を飛ばされ訓練が始まった。

唐绍义/唐紹義(タン・シャオイー)も連合軍に入り、校尉として騎馬兵の訓練の指揮をしていると赵冬子/趙冬子(ジャオ・ドンズー)と郭小六(グオ・シャオリウ)が訪れてきて再会を喜んだ。

 齐景は勝手に豫(よ)州の兵権を奪ったと警戒するが、林(リン)宰相は、連合軍に北漠(ほくばく)軍を迎撃させればいいと提案した。だが、齐景は商易之(シャン・イージー)を盛都(せいと)に戻らせ禁足を命じた。 

 王七は入隊初日から阿麦と张二蛋に夜番をさせた。見張りをしていた阿麦に酒を持ってきた唐绍义としばし語らった。

 张二蛋と交代した阿麦は他の兵士たちの寝相が悪く、臭いもきついため寝所がなかった。そこで前もって作っていた“お守り”を使った。王七たちは阿麦の臭いに耐えられず、阿麦を遠ざけた。

 訓練は続くが、阿麦は王七たちの嫌がらせを受け、陆刚から罰を受けた。商易之は阿麦に助け船を出すが、阿麦に断られてしまい、よそよそしくなった気がしていた。徐静(シュー・ジン)は兵士になった阿麦の立場について話し、商易之は納得したと言うが、徐静が言いたかった意味とは違う意味で納得した。

 阿麦に対していびっていた王七だが、阿麦の態度を見て気概のある男だと今日の夜番を最後にいびるのをやめることにする。

 訓練後水浴びしに行かない阿麦を、臭いに耐えられない张二蛋たちが川に投げ込もうとした。それを知った商易之が慌てて止めに行ったため阿麦はバレずに済んだ。だが商易之にバレるのは時間の問題だと言われてしまう。

 商易之は夜番をしている阿麦の所へ行き、軍営に越してきたことを教えた。王七は飯抜きで夜番をしている阿麦と交代しに行くが、商易之と戯れているのを見てしまい、考えが変わった。商易之と親密で守られていると噂を流し、弱みを握って追放してやると考えたのだ。

 軍議で北漠軍の主力の位置を唐绍义が偵察に行くことになった。そのことを知った阿麦は…唐绍义を追いかけた。王七は無断で軍営を離れた報いを受けさせてやると…。

 阿麦は父親から学んだ知識を活用し、北漠軍の主力陣営を見つけた。唐绍义は、お前と来てよかったと喜んだ。阿麦は幼い頃陈起と過ごした日々を思い出し、怒りがこみあげてきた。

 定南侯府が禁軍に包囲され、盛华/盛華(ションホワ)が実質軟禁されたこと、商易之を帰還させる詔が間もなく届くことが徐静に報告された。

 唐绍义と阿麦が報告のため軍営に戻ってきた。しかし阿麦は勝手に動いたため一緒に報告に行かなかった。王七は戻ってきた阿麦を捕まえた。なぜ自分を目の敵にするのか聞かれた王七は、お前のような者がいるから南夏(なんか)軍は弱くなった、お前の親は腑抜けだと罵った。親の悪口を言われた阿麦は、王七に殴りかかった。

 唐绍义が阿麦のおかげで見つけることができたと商易之と徐静に報告した。徐静は阿麦をどう処罰するか考えるよう商易之を促した。私闘をしたと商易之の前に連れてこられた阿麦と王七は、それぞれ禁錮3日と報告を怠った罪で10叩き、私闘で2人とも20叩きとされた。途中まで本当に叩かれていたが、徐静の計らいで穆白(ムー・バイ)が叩いているように見せ、2人は顔を見合わせ、痛くないのにうめき声をあげた。

 商易之は禁錮中の阿麦を訪ね、初めての戦に怖い自分を見下したかと聞く。しかし阿麦は自分も怖いし、人なら恐ろしくて当然だと。緻密な策を立てれば勝てると、考えた策を商易之に教えた。阿麦を信じるという商易之に、阿麦は自分自身を信じろ、絶対にできると言い聞かせた。

来源:孙绍龙 微博

 崔衍(ツイ・イエン)は陈起/陳起(チェン・チー)に、靖陽関を落とした常钰青/常鈺青(チャン・ユーチン)に褒美を与えず、捕虜を虐殺した罪を着せたと怒鳴り込んだ。だが、逆に勝手に銀堡(ぎんほう)を攻め、南夏の警戒を高めた件で罰しなければと言われ、常钰青には謝罪しろと言われてしまった。

来源:孙一城 微博

 阿麦と王七のお尻も治り、第8班の仲間の関係は良くなった。

 出陣を明日に迎え、商易之は落ち着かなかった。怖くなったのだ。自分を生かすために兵を犠牲にすることが怖くなったのだという。阿麦は父親・韩怀成/韓懐成(ハン・ホワイチョン)が言った名将とは、兵士が従軍する理由を話し、みんな商易之を信じているのに、なぜ己を信じない?と。そして抱きしめた。

 今から出陣、という所に聖旨を携えた特使がやってきたため、商易之は聖旨を読ませず、困惑している間に出陣した。石达春/石達春(シー・ダーチュン)も北漠軍が迫っていると危機感を煽って、特使が商易之を追いかけるのを止めた。 

 特使は数日豫州に留まることにしたが、兵に城門を抜け出して齐景に報告しに行けと命じた。だが…。

 軍糧が届き移動を始めた北漠軍は野営する。常钰青は兵が落いると夜間の警備に注意を払わせた。そして陈起や皇帝への不満ばかりを言う崔衍に、おじの周志忍(ジョウ・ジーレン)の言う通り、早晩痛い目に遭うだろうと忠告した。

 北漠軍が北方20里離れた所に軍幕を張ったとの情報から、商易之は騎兵が先行なら野狼溝(やろうこう)で足取りを乱す作戦を行うことにした。

来源:孙绍龙 微博

 常钰青は野狼溝を通るのは危険だから考え直してほしいと言うが、陈起は青豫州連合軍は烏合の衆だと常钰青の意見を聞こうとしなかった。先鋒隊に任じられた傅冲/傅沖(フー・チョン)は、南夏兵を発見したと聞いても報告せず、自分も実力を示そうと進んだ。

 野狼溝では連合軍が既に待ち構えていた。そして…。傅冲は敗れた。豫州では常钰青が城外におり、石达春に投降を促していた。石达春は、豫州が陥落し、特使は敵に殺されたことにすると特使を始末した。石达春は自分が罪を背負う代わりに無辜の民の命は助けると約束してくれたら、喜んで裏切り者の汚名を着るとし開城した。

 野狼溝では戦いが続いており、陈起が現れた。勝手な行動を取るなと唐绍义に言われていたにも関わらず、阿麦は勝手に動いてしまう。阿麦は自分が南夏軍にいることを陈起に気づかせた。動揺した陈起は全軍退却することに。

 徐静は石达春が北漠に降った知らせを受けた。徐静と商易之は彼が自分たちの帰りを待っていると分かる。商易之が連合軍の心を掌握するため、徐静は石达春をしばし汚れ役になってもらうことに。

 常钰青が豫州を攻略したことを知り、陈起は豫州に向かった。

 商易之は青州豫州軍共に心が一つになったと、連合軍を“鎮北(ちんほく)軍”と改名し士気を高めた。 

 鎮北軍は烏蘭(うらん)山に軍営を構えていた。軽口を叩けるようになるまで回復した阿麦は商易之から兵たちが阿麦のことを“美貌の閻魔”と呼ばれていると教えられる。

 陈起は商易之たちが態勢を立て直す前に全滅させようと考えた。

 外で食事をしていた秀儿/秀児(シウアル)は、阿麦が“美貌の閻魔”と呼ばれていると知り、豫州を離れると文を残し城外に出ようとするが、城門の封鎖で困っていた。それを知った石(シー)夫人は秀儿に侍女の衣に着替えさせ城外に出る協力をし、銭まで渡し、秀儿を見送った。

 陈起は阿麦からもらった首飾りを大事に持っていた。

 阿麦は第8班に戻ってきて王七たちに温かく迎えられた。唐绍义は杖を持ってきて阿麦を歩かせていると、商易之がやってきてやきもちを焼き、唐绍义を追い払った。だが唐绍义は良い受け取り方をした。

 徐静は阿麦が陈起に向けた殺気から特別に憎んでいる理由があると感じていた。そこへ秀儿が阿麦の“妻”として訪れてきた。阿麦の世話をしたいという秀儿に、徐静は阿麦は重傷を負ったのだから世話をさせてはという。仕方なく商易之は寝所を用意し世話することを許した。それを聞いた阿麦は何も言えなかった。

 徐静は阿麦が女子だとほぼほぼ確信し、口を割らないのなら兵籍を取り消し斬首に処すと警告した。敵を討ちたいと言う阿麦に徐静は陈起を知っているのかと聞く。阿麦は陈起は不俱戴天の敵だと。この言葉で徐静は阿麦の正体を知った。認めたから軍から追放しないでほしいと頼む。しかし計画を台無しにし、どれだけの兵士の命を犠牲にしたか分かっているかと責められた阿麦は、同じ過ちを繰り返さないから機会を、とお願いした。徐静は今の言葉を決して忘れるなと忠告した。

  徐静は阿麦の正体を見抜いたこと、何らかの拍子で疑われるかもと思ったから秀儿を利用したことを商易之に打ち明けた。徐静は彼女の行動も理解できるが処罰は必要だとするが、鍛え上げれば立派な兵士となると期待した。

 朝廷では野狼溝の件で意見が分かれていた。林宰相は成り行きを見守り、北漠軍を撤退させた後に恩賞と引き換えに兵権を奪えばいい、従わねば罪人として捕えれたらと。そして商易之が戦に専念できるよう定南侯府の禁軍を撤退させるよう進言し、齐景は受け入れた。

 兵籍簿の情報を聞いた陈起は、やはりあの兵士が阿麦だと確信した。常钰青が烏蘭山へ出陣する許可を求めてきたため、陈起は許可した。しかし陈起は常钰青のことを文にし、姜成翼(ジャン・チョンイー)に渡した。 

 崔衍は常钰青に自分も戦に連れて行ってという。実は出征前に求婚したから功績を上げたいと言うのだ。常钰青は油断禁物だと言いつつも荷物をまとめさせた。

 阿麦の寝所は穆白の隣に移った。阿麦に夜番をさせるという。だが、商易之の配置換えの本当の目的は阿麦に休息を与えるためだった。湯あみもできると聞き、阿麦は喜んだ。

 商易之と阿麦が流れ星に願掛けしていると、北漠兵を見つけ軍営に帰って徐静に知らせた。徐静は阿麦の様子から軍の機密、特に陈起に関することから遠ざけようと商易之に進言した。作戦会議から遠ざけられた阿麦は盗み聞きする。

 徐静は囮作戦を実行するにあたり、陆刚が志願した。作戦を聞いた阿麦は第7営の兵士に紛れた。敵将が常钰青だと知った阿麦は、彼の性格を利用して策を立てた。いなくなった阿麦にばかり気を取られている商易之に徐静は対局を重んじろと叱った。

 阿麦たちは油断していた常钰青たち北漠兵に矢を放ち、作戦を実行し4方向に逃げたが、3方向は全滅してしまった。弔い合戦しようと王七たちは意気込むが、陆刚から後を任された阿麦は作戦を継続した。脆い吊り橋の前で敵が迫ってきた。最後に渡った阿麦は崔衍にけがを負わせ吊り橋を渡ろうとしたが、橋げたが壊れ崖下に落ちてしまった。

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刘三/劉三(リウ・サン)から崔衍が深手を負ったと聞いて向かった常钰青は刘三に崖下へと突き落とされてしまう。刘三の行動は、姜成翼=陈起の命だった。

 阿麦は生きていた。他にも倒れている人がいるのを見つけ近づくと、常钰青が気を失っていた。いい気味だと見捨てて行こうとしたが、阿麦は彼を助けた。常钰青が目を覚ますと阿麦がいた。

 常钰青の喉元に剣を突き付け、阿麦は脱出に手を貸せと言う。応じないなら殺すと。交渉は成立した。

 王七たちは唐绍义たち騎馬兵と合流し、阿麦が崖下に落ちたことを知らせた。唐绍义と张二蛋が阿麦を捜しに行くことに。

 阿麦は常钰青になぜ男のふりして軍に入ったと聞かれ、敵討ちで相手は陈起だと教えた。常钰青は阿麦は恩人だから、敵討ちをしたいなら一緒に北漠へ来い。手伝うという。阿麦は気持ちだけ受け取った。

 2人で歩いていると常钰青を探す北漠兵を見つけ、別れることに。常钰青は戦場以外で会いたいと阿麦に伝えた。

 唐绍义たちは阿麦が残した印を辿って村の家を訪ねると…阿麦が女子の衣を着ていた。唐绍义は女子かもしれないと気づいていたと打ち明けた。だが何があろうとオレはお前の兄貴だと言ってくれた。

 王七たちと合流し事情を知った阿麦は皆を連れて平家坳(へいかおう)に戻り、誰の考えだと商易之を責めた。

 徐静は商易之に決断を迫ったのは自分だと話し、阿麦を説こうとするが、理解はできるが自分は仲間が犠牲になったら、残った者たちと正々堂々と敵と戦うと言い放った。商易之は阿麦の言う通りだと徐静に言った。そして「兵はねぎらいを待っている、死を待っていない」との阿麦の言葉を受け、商易之は第7営の兵に特別に料理を作らせ、解体せず人員を補充し、阿麦を営官に命じた。 

 常钰青は父親の和平の意味を分かっており、平家坳で苦戦を装えば豫州にいる陈起は南征を続けられないと崔衍に説明した。

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 鎮北軍は初日から矢は足りなくなり、城壁を越えられそうになるが、北漠軍の銅鑼が突然鳴り、退却していった。阿麦はこの行動を奇妙に感じ、内部で問題が起きたのではと推測した。徐静も戦い方が以前と異なるため、攻めるふりをしているのでは?と考えた。

 2日目も同じタイミングで北漠軍は退却した。姜成翼は不満を言うが、常钰青は犠牲が多いと姜成翼を傷兵と生活させ、いかにして今があるか思い出させと指示した。阿麦は挟み撃ちにする奇襲作戦を提案する。徐静は賭けだと言うが、阿麦は北漠軍と戦うこと自体が賭けだという。商易之は5日以内に戻ってくると約束した。平家坳に残った阿麦たちは大軍がいると思わせ、持久戦に持ち込む気だと常钰青に思わせようとした。常钰青は姜成翼に兵士全員の装備を強化させた。常家のために朝廷で事が決まるまで、あと数日稼ごうという魂胆だった。

 5日経ってもさらに数日経っても商易之たちは戻らなかった。阿麦は飲まず食わずで待っていた。王七たちが薪にする木を切っていると北漠軍が現れた。阿麦は商易之たちを待たずに北漠軍を捕らえに行った。崔衍を捕らえた阿麦は、常钰青に一人で城内に入り自分との交渉に応じろという。

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 崔衍を見捨てることができない常钰青は一人城内に入ろうとするが、姜成翼が出撃命令を出した。城内に入ってこられ必死に戦っていると、商易之たちが戻ってきた。北漠軍は退去し、阿麦は崔衍を解放した。更に阿麦は崔衍は姜成翼に恨みを抱いたから、軍をかき乱してくれると考えた。

 みんなが食事をするなか、阿麦は一人になり酒を飲んでいた。徐静は阿麦を褒めた。小戦神だと。そこに朝廷から特使がやってきた。商易之は鎮北軍の大元帥に封じられ、青州を領土として与えられる。各将も半級ずつ昇格するとの詔だった。それでも盛都に戻るように言われるが、理由をつけて断った。徐静は“商元帥の傍らに小戦神あり”と大々的に広めさせた。

 商易之は阿麦に区切りをつけたらと言うが、阿麦は陈起を殺すのが自分の宿命だという。

 张二蛋は张士强/張士強(ジャン・シーチャン)に改名された。阿麦は徐静に武器が足りないから与えてほしいと要求する。徐静は自分をはめるのはお前だけだと言い笑った。(前回の無断で軍営を出た罰はどうなった?)

 阿麦はうまく剣を渡してくれる許可を商易之に取り付け、徐静に感謝した。

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 商易之は豫州にいる陈起が南進する前に豫州を奪還しようと考えた。豫州が占領されてから音信不通の石达春と連絡を取るため、唐绍义に任務を与えた。そして助手として阿麦も豫州に行くことに。

 陈起は石达春を脅して裕福な家を何軒か挙げさせようとする。仕方なく石达春は、不義の富を持っている2軒だけ教えた。石达春は裏切り者とされ、民は虐げられていた。城内に入った阿麦たちは常钰青たちを見かけ、豫州の惨状を目の当たりにする。石达春は寝返ったと憤る唐绍义に、阿麦は石达春に会ったら一芝居打とうと持ち掛けた。

 石夫人は民の様子を石达春には何も話さなかった。唐绍义たちから見に行こうと言われ、ようやく石达春は民の置かれている現状を理解した。石达春は裏切り者ではないと2人は分かった。石达春は考えている策ができるかは分からないが、商易之に直接話したい、慎重に期したいと言われ阿麦たちは平家坳へ戻ることにした。

 常钰青は豫州の実権を握って陈起に撤兵させろと文を受け取っていた。阿麦たちは馬で戻ろうとしたが、阿麦は一人になった時に常钰青に見つかり連れていかれてしまう。制圧したのは自分だが、略奪は陈起の命だと言うが、阿麦は陈起を殺す手助けをしたら信じてやると、常钰青にも利はあるという。常钰青はお前には殺せないと言うが、これは自分の復讐だと一人陈起の所へ向かった。

 陈起は自分に復讐するために従軍するとは思わなかった、阿麦の身を案じていたと言う。なぜ両親を殺したと理由を聞き出そうとするが、陈起が“あの時自分といたのは北漠の者だと?”と言った所で兵たちが入ってきた。だが、常钰青が刺客ではなく自分の女だと阿麦を守った。

 常钰青は自分も陈起を殺したいと思っている。だが、死に追いやるのは困難だ、じっくり考えろと。阿麦と陈起のことは自分に任せろと言い聞かせた。

 唐绍义は平家坳に戻って報告し、商易之は豫州に向かった。

 常钰青に見張りを命じられた墨玉(モー・ユー)は厠であろうとどこでも阿麦についていこうとする。崔衍は阿麦を厄介者だと言うが、常钰青は彼女を利用して南夏軍と陈起をまとめて潰そうと考えていた。

 商易之たちは石达春に会い、作戦を聞くが、問題点があった。そこで商易之は城守府に向かう。

 墨玉に付きまとわれ息抜きができない阿麦に常钰青は屋敷から出ないという条件付きで一人にさせることに。

 石达春と共に城守府に入った商易之は阿麦を見つけ、一網打尽の策を実行するには困難だと話した。そこで阿麦は、剣を常钰青に向けた。

 そして「お前に嫁ぐ」と。(剣を向けた意味はなに?)

 数日後。阿麦と常钰青は婚礼の品を買いに街を出かけていた。常钰青はなぜ自分に嫁ぐのか聞く。

 一方、石达春たちは婚儀に討ち入れば一気に片が付くという。仕方なく商易之は、花嫁は阿麦だと彼女が女子であると教え他言無用だと念を押した。石达春たちは好機を逃がせないと実行することに。商易之に会った阿麦は作戦内容を聞き、自分の生死は商易之にかかっていると伝えた。

 常钰青は石达春が来ると計画を立てていた。陈起が直々に婚礼にやってきた。

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 常钰青は両親が不在のため陈起に代わりに両親の席に座ってもらうことにした。そして阿麦は陈起を人質に取る。常钰青は阿麦や陈起の裏をかき、城守府を接収した。阿麦は利用されたのだ。阿麦は陈起に誰と共謀して両親を殺めたのか聞いた。陈起は知れば後悔するというが、襲ったのは盛都の玄武軍だと教えた。首謀者は?の問いに恨みが増すだけだ、全て忘れろとしか言わなかった。

 常钰青は婚儀を最後までやろうとする。阿麦は嫁ぐ気はなかったが、自分は本気だったと。(だろうね、準備している時めっちゃ嬉しそうな顔してたもんね)そこに石达春たちが包囲する。常钰青は自分に心を動いたことはないという阿麦に、今後は友ではなく敵同士だと言い、次に会うのは戦場だろうからと杯を交わした。

 陈起は逃げたが、商易之に矢を向けられる。商易之は捕らえようとしたが、そこへ陈起を仕留めようとした崔衍がやってきて、商易之は崔衍の首を射抜いてしまった。阿麦は豫州を取り戻せたと商易之から感謝された。

 常钰青は弟のように慕ってくれた崔衍の仇を必ず討つと誓った。常钰青は豫州を失った責任として陈起の命で捕らえられてしまう。

 北漠の皇帝が親征すると言い出す。兵士たちは陈起だけを敬い、自分を知らないため自分の存在を見せつけたいと皇太后に話したが、許してもらえなかった。

 北漠の使者として常钰青の弟・常钰宗/常鈺宗(チャン・ユーゾン)が陈起に会いに来た。崔衍を失った今、常家と崔家は全力で常钰青を守るという。常钰宗は父親が敵国の女子を娶ろうとしたことに怒っていると常钰青に伝えた。常钰青は、いつか必ず正式に妻として迎えるから父親に説得するつもりだが、今は陈起を片付けるのが先だと伝えた。

 阿麦が豫州を守ることになり指示を出していると、北漠軍が撤退したとの知らせが入る。

 

 3/4華の出陣~麗将・阿麦の仇討~/阿麦从军に続く。