2022年11月

上の記事で紹介した患児の保護者の方が２回目のコロナにかかり後遺症の胸痛と頻脈で来られました。

再来院後５回目は四日後週明けの月曜日でした。

５回目月曜日。前回施術した当日の夜に下痢になったそうですが翌日にはなおっていたそうです。その日２か月ぶりに買い物に出たそうです。ただ息切れと動悸で何度も休まなければならなかったそうです。「どうしても贈り物を買いにゆきたかった」「買い物に行く気力がわいた気がする」と言われていました。

６回目火曜日。前回施術後の夜悪寒があったが翌日は動くことができた。ようやく通う気力がわいてきた。

７回目水曜日。すこし動悸が減ってきたんので思い切って犬の散歩に出かけた。「疲れたが、やればできるようになってきたと思う。」と言われていた。

８回目木曜日。前回「まだ（気力・体力の）貯金の最中ですから休んでください」と言われたので一日中十分にやすんだ。朝起きて動ける自分の身体に気づくことができた。

９回目金曜日。胸痛が減り動悸が安定してきた。今週は元気で過ごせた実感がある。

今回より心臓の周辺の胸郭・肋骨・みぞおちの部分まで施術の範囲を広げた。

私の施術の基本は悪いところは後回しです。全体がよくなって気力・体力が回ってきたときに患部の施術をはじめます。鍼灸はその人の自然治癒力を利用して治しているからです。

つづく

コロナ後遺症と小児はり2-4