(写真は保護者の方に小児はりをおこなっているものです。）

肩の周りには多くのツボがありますがその中でもポイントになるところがあります。

まず後頚部と第一頸椎・第二頸椎の接合部

次に第７頸椎と第一胸椎の接合部

鎖骨の上部・下部

肩甲骨と後頚部～第７頸椎の接合部

かなり多いようですが筋肉は骨と骨をつなげているのでその接合部が大事になります。

そのうえ頭と首・首と肩・体幹と鎖骨という接合部の切り替えの部分がより大事で

す。

頸椎（7個）は前弯・胸椎（12個）は後弯・腰椎（5個）は前弯して体重をアーチ構造で分散しています。

だからその切り替え部分に大きな負担がかかるのです。

またその中でも筋肉の起始部・停止部（筋肉の両端）が特に大事です。

ただそこに鍼をすればよいのではなく鍼を効かせるように刺してゆかなければなりません。

よく師匠に「鍼は刺すものではなく、効かせるものです。」と言われました。

鍼を効かせるように刺すことが最も大事なことなのです。

つづく

肩こりについて５