(写真は保護者の方に小児はりをおこなっているものです。)

 

続いて具体的な肩こりの鍼灸施術の話をしてゆきます。

 

多くの方が肩がこればその部分をマッサージすると思います。

 

実は私自身が強く揉まれることが嫌いです。

 

強く揉まれるとよけい凝ってしまいます。

 

それを揉み返しといいますが、これは刺激過剰になって筋肉を傷めている状態です。

 

人間の身体は物ではありません。

 

ですから強く揉めば柔らかくなるのではありません。

 

血液の循環が改善され緊張が緩和され呼吸が深くなれば自ずと柔らかくなりだします。

 

そのために私は足やお腹に鍼をして呼吸筋を緩めます。

 

次に呼吸を深くして自律神経を整え胃腸の働きを高めます。するとお腹がグーとなりだします。

 

これは胃腸の働きが高まり腹腔のガスが動いた音です。

 

その後ツボに鍼をしてお腹を緩め背中を緩めその後肩回りのツボや斜角筋のツボに鍼を直接刺してツボ周辺の緊張をとってゆきます。

 

つづく

 

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