明晰夢とキネマの天地

昨夜は夢の中で家に帰る列車が見つからなくて

右往左往していたのだけれど、

駅から出て歩いていると階段の向こうに鳥居があって

そこで夢の中だとハタと気がつきました。

何時も、そこが夢の中だと気がつくと

物凄い解放感があって自由になった気になるのです。

その神社は現実では行ったことがないけれど、

よく夢の中で出て来て怖かったのですね。

けれど夢の中だと気づいたとたん

夜だけど家に帰る電車を探す必要もないし

怖かった神社も、どんな風なのか見てみたくて

ワクワクして来ました。

記憶にあるだけで週2くらいは、旅で迷ったり

家に帰る電車やバスが見つからなかったり

スーツケースや靴をなくしたり

そんな夢ばかり見てしまうのは

いまだに地球に慣れず

故郷の星に帰りたいらしい (*_*;

けれどその状態が夢であることに

気づいてみれば、たとえ目覚めなくても

そこでの苦労や恐怖や不安から解放される。

これは現実も同じようなものだと思うのですね。

いかに此処での全てがリーラ（神の遊び）

であるかということが腑に落ちるか。

人生のドラマも実際は

映画「蒲田行進曲」のラストシーンのように

出演者全員で楽しくカーテンコールで

仲良く歌っているのですね。

まさに現実も映画のスクリーンに映る

「消えて結ぶ幻の国」みたいなものかも知れません (❛ᴗ˂ )⌒

蒲田行進曲

紅の都光の湊キネマの天地
花の姿春の匂いあふるるところ
カメラの眼にうつるかりそめの恋にさえ
青春燃ゆる生命は踊るキネマの天地

胸を去らぬ思い出ゆかしキネマの世界
セットの花と輝くスターほほえむところ
ひとみの奥深く焼きつけた面影の
消えて結ぶ幻の国キネマの世界

春の蒲田花咲く蒲田キネマの都
空に描く白日のゆめあつまるところ
かがやく美の理想永久のあこがれに
生くる蒲田若き蒲田キネマの都