こんばんは⭐
息子、タク(仮名)は、自閉症スペクトラム。知的障害はありませんが、色々ありまして
身体障害対応の特別支援学校で12年間過ごしました。
今は、成人しています。
タクは、ある楽器を9年間習い続けていました。
コロナ過でリモート授業になっても続けていました。
コロナ過になる前は、セッションに行ったり、演奏会にでたりしてました。
この音楽の世界でだけは、障害の事を誰にも伝えていません。
隠すのではなくて、皆さんにご迷惑や配慮が必要な時に打ち明けることにしていました。
そして先日、久しぶりに対面での授業がありました。
2年ぶり位でしょうか。
タクはとても楽しみに、夜中も練習していました。
ちなみに、1対1の授業です。
ジャズなので、アドリブといって楽譜にない即興の作曲みたいなパートもあります。
先生をとても尊敬しているタク。
この日、タクは
アドリブの部分で、
「タク君のアドリブは、雰囲気がいつも同じ感じになってる。
他の生徒さんは、個性を出す。タクくんも個性を出さないと。
例えば、○○さんはね・・・」
と、他の生徒さんの話しと、その生徒さんを褒める話しを延々とし出したそうです。
タクは、先生が弾いてるアドリブに
いつもわざと近づけているそうです。
先生の好みに合わせていたようでした。
なので、先生の前で弾くときには、
先生の好みを意識しているので
雰囲気が同じ感じになっていたようでした。
そこは、先生は気がつかなかったようでした。
だから、他のセッションでは、またその場でメンバーに合わせていたそうです。
この日、
「もういいや。全否定された。9年間無駄だった。」
と思ってしまったそうです。
授業だから、訂正されるのは気にしないけど、
他の生徒さんの話しを持ち出して延々と話す先生にがっかりしたそうでした。
この1週間後
「もう、やめるね。ぼくは、もうこの楽器は2度と弾かないね・・・。」
と言いました。
私は、タクが動揺しないようにできるだけいつものトーンで
「わかった。この9年がんばったよ。作曲もできるようになったし、
母さんも良いと思うよ。」
と、伝えました。
すると、
「ぼくにとって9年続けた事を辞めるのはすごい事件で
母さんに言うのはサプライズのように驚いてほしかったというか・・・。」
と、落ち込みはじめました・・・。
えーーーーーーっ?!😱
私、反応間違えた?💦
もうしょうがない・・・。
タクは次の日には、
「母さん、分かってくれたのに変な反応してごめんね。」
と言いながら
楽譜や楽器を物置に片づけたり、捨てたりしました。
そして、タクの精神科の家族受診時(タクがいない日)
先生に一連の流れを話しました。
そして
「なんか、上手く返せなくて。この日の夜はちょっと不穏でした。
安心させようとしていつものトーンで話しちゃって・・・。」
と伝えました。
すると先生は
「まあ、お母さんの返しが問題なんじゃなくて
それに関しては、八つ当たりのようなものです。
けど、本人からしたら、例えがおかしいかもしれないけど
失恋したような気持ちなんだと思います。
9年間も夢中で尽くしてきたのに報われなかった。
だから、今、とても辛いんです。」
と言いました。
なるほど。
それは辛い・・・。
良く分かる説明でした。
そしてそれから2週間。
本当に楽器を辞めてるけど
どんどん仕事の依頼が増えて
『失恋の気持ち』は、気にしているような時間もなくなり、
新たな人生が始まっているようなのでした✰
下の動画は、タクが大好きな子供たちに
大人が読み聞かせしてほしくて趣味で作った絵本動画です。
まだ見られてない方がいましたら観ていただけると嬉しいです(^_^)
