私はもう何年も生きられないかもしれません。

だから、少しでも長く一緒に居てください。

目も耳も悪いくなったので、

全身であなたを感じさせてください。








あなたが望むような事は

私はもうできないので許してください。

それでも私を撫でて、

優しく抱いてくれますか?

それだけで私は幸せになれます。







上手く走る事もできなくなり

思い通りにならない私を

叱ったり叩いたりしないでください。

もう私には何も出来ないから。

それでも、たくさん声をかけてください。

あなたの声は私を元気にしてくれますし

あなたの声は忘れませんから。


そして、あなたが私にたくさんの幸せを

くれた事はわすれません。



何もできず、わがままになった私を

叱らないでください。

今の私の状況は、私の本意では無いんです。

本当は、あなたを困らせたくは無いんです。

あなたの手で叩いたりしないで

優しく抱きしめてください。

優しいその手を覚えていたいんです。








今の老いた私を見放さないでください。






そして、最期の時には

辛くて見てられないとか、

汚い、嫌だとか言わないで

一緒に居て看取ってください。

私はあなたの記憶と温もりと匂いを抱いて

旅立ちたいから。

お願いします。








先日、全身痙攣し、


今も支えてあげないと立てませんが、


今まで通りに抱きしめます。

優しく撫でてあげます。

歩けなくなっても

ちゃんと介護しますから!!


16歳のムクへ