今年の5月、大きな素焼きの植木鉢に朝顔の種を蒔きました。

天候のせいか種のせいか、今年の発芽率は非常に悪く、蒔いた種のうち芽が出たのはたったひとつだけでした。

それは斑入りの葉の、青い花の咲く朝顔でした。



でも、この朝顔は物凄く成長が良くて、ぐんぐん大きく育って7月には花を咲かせてくれました。

ちょっと不思議な朝顔で、蕾の時は赤いので赤いのが咲くのかな?と思ったら咲くと青いんです。

雲っている日などは夕方まで咲いていたりするのですが、日中は青いのに、夕方になると赤く色が変わるのです。

毎朝毎朝、沢山の花を咲かせてくれて、もう10月だというのに、いまだに咲いています。



朝、水やりをしていた時に、その青い朝顔の中に色違いの花がひとつだけ咲いているのを見つけました。



あれ?

これって団十郎?



よく観ると、濃い緑の斑入りの葉の中に、団十郎朝顔の特長である斑入りではない薄緑の葉が、ひょろひょろと細いツルを伸ばしていました。



ああ、いつの間にか芽を出していたんだ。

細く弱々しいツルの先に花を咲かせた団十郎朝顔。

なんだか、一生懸命にメッセージを送ってくれている様な気がして、とても嬉しかったです。




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