風もない穏やかな土曜日の朝です。
さて、昨晩の「Mステ」を見ていて、二つの驚きがありました。
一つ目は、初出演の「エビ中」こと私立恵比寿中学の出番順です。
この日の出演者には、「SMAP」がいるだけでなく、新曲初披露でもありました。
そんな中でのエビ中の待遇には、やはり違和感がありました。
もちろん、Mステ出演願望を赤裸々にアピールした楽曲ですから、初出演まで含んでの企画だったでしょう。
事務所的にも、それくらいの影響を行使する力はあるはずです。
なので、3Bjrの件がエビ中初出演に直接関係していることはないと考えられます。
ただ、その扱い、特にSMAPや三代目JSBを差し置いての「トリ」で、SPメドレーというのは、大きく関係していると思われます。
この「取引」によって、何が伏せられ、何がもたらされたのか、それは大人の事情があるでしょう。
しかし、娘を持つ一人の親としては、何ともやりきれない想いです。
最近のバラエティ番組の危うさ、行き過ぎには、こうした危険が隠れている事を決して見逃してはいけないでしょう。
付け加えれば、それらを見て、純粋に笑えないのが更に虚しさを加速させます。
いずれにしても、12歳の少女の体調回復を心から願わずにはいられません。
そして、二つ目の驚きは、今をときめく若手女性アーティスト二人のパフォーマンスです。
西内まりやと大原櫻子ですね。
昨年の日本レコード大賞で新人賞を争った二人ですが、その際にも感じましたが、この二人の確かな歌唱力、そして、その堂々たるステージ、本当に素晴らしいと思います。
思わず見とれてしまうし、聞き入ってしまう。
これだけ、自信たっぷりに、自分の空間を作り上げてしまうというのは、単なる若さや勢いだけでなく、このステージに立つまでの準備がしっかり出来ているという事でしょう。
そして、こうした若い二人の姿を見ると、どうしても考えてしまうんですよね。
私達が愛してやまない17歳のことを。
11歳から、その青春のすべてを捧げて走り抜けてきた年月を。
グループとしても、同時期にメディアに出始めた、キスマイや、三代目、E-girlsらに遅れをとり、個人としても・・
もちろん、彼女は18歳を迎え、これからがある意味、本当のスタートとも言えます。また、そうでなくてはならない。
彼女が、このグループで過ごした6年間が決して無為な年月であってはいけない。
このグループで彼女が、あとどれだけの日々を過ごすのかはわからない。でも、そのエンディングはハッピーエンドであって欲しい。
かつて、総合プロデューサーはこんな事を語っていました。
『僕ではないプロデューサーが手掛けたら、もっと輝くメンバーがいるんじゃないか?
僕が外部のクイエイターと積極的に組んだり、ミュージックビデオやドラマや映画やアニメやテレビ番組のキャスティングを現場に任せるのはそのためです。
AKB48がすべてではありません。プロデューサー秋元康がすべてではありません。 』
私達の愛してやまない17歳が、その「もっと輝くメンバー」だった、なんて事がないように願いたい。
なんだろう、グループ卒業後の彼女に思いを馳せる自分が、ここ最近、私の胸の中で幅を利かせ始めているように感じます。困りましたね・・(苦笑)