新チームS5th「制服の芽」初日 | ときおりブログ-珠理奈を見守りながら-

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松井珠理奈さんの成長をそっと見守りながら、ときおり更新し、ときおり違うお話も、していきたいと思います。

朝から暖かく穏やかな土曜日でした。人によっては今日からGWという方もいるかもしれませんね。我が家は、娘は学校で、奥さんはお友達とお出掛けなので、私一人、お留守番です。愛犬との散歩、インコのPちゃんのお相手となかなか忙しい。(笑)


さて、そんな中、昨晩の新チームS5th「制服の芽」初日公演のアーカイブを見ました。


SKEファン、そしてチームSファンとして、不安と期待の入り混じった複雑な思いで、見始めました。


結論から言います。


私は、率直に言って、十分楽しめました。最初から、最後まで、飽きる事なく、まただれる事なく、最後の挨拶まで見続ける事が出来ました。


別に手のひらを返したわけでもありません。(苦笑)


私は最初から、実際に公演を観てから判断したいと言ってきました。確かに自信はありませんでしたが・・。


まずは、このセットリストが大好きだという事。そして、珠理奈がちゃんと真ん中にいるという事。この二つは、やはり大きなアドバンテージです。


ただ私が、この初日を見て感じたのは、そこではない。珠理奈が良い事など最初からわかっている。特に、このセットリストなら尚更だ。


何より私が驚いたのは、北川綾巴の変わりようです。確かに、珠理奈アンダーのS4thを経て、研究生公演でも、その成長ぶりを見せていたものの、ここまでとは思いもしませんでした。


あのオドオドした姿はすっかり影を潜め、堂々たるものでした。以前、私は彼女の成長を認めながら、表情の自信の無さ、言うなれば北川綾巴には「キメ顔」が無いと書きました。またステージで楽しむ事が必要とも書きました。


それが、どうでしょう。昨晩の北川綾巴は、もはや私が知っている北川綾巴ではありませんでした。やはりくぐってきた修羅場の数、また研究生公演でのセンター、48Gの若手精鋭達から受ける刺激が、彼女の努力にプラスアルファをもたらしたのでしょう。


彼女のユニットセンターが「思い出以上」なのかどうか。ここで、このS5thの在り方、そして運営の本気度がはっきりとすると思っていました。と同時に、正直、彼女には荷が重いな、とも感じていました。


研究生公演では、熊崎さんが「思い出以上」のセンター、北川綾巴は「狼とプライド」に回りました。このスライドは私としてはとても臨機応変で良いと思っていました。北川綾巴にはこの方が負担が少ないと思ったからです。


それは、多分に「奇跡は間に合わない」のイメージがあったからです。全体曲では十分な成長を見せていた彼女でしたが、このユニット曲だけは、結局最後までモノにできなかった印象でした。


しかし、そんな私の予想は見事なまでに、そして気持ちよく裏切られる事になりました。


ダンス自慢の二人を両脇に従えた、若きセンター候補は、全く不安を感じさせない、自信たっぷりのセンターでした。キレ、躍動感、そして「キメ顔」(笑)・・。少し驚かされました。


松井珠理奈はもちろん、桑原みずき、宮前杏実とも違う、切れ味鋭いナイフのような、そんな鮮烈なパフォーマンスに感じました。


忙しい中、よくここまで仕上げてきたという印象。良い感じに成長しているようです。


「狼とプライド」は、二村春香と東李苑の可愛さとお色気のあるコンビ。個人的に推している、はるたむですが、良いユニットです。このメンバーはもっともっと人気が出てもいいメンバー。SKEにとっても大事なキャラです。


東李苑は、能力が高いので、何をやらしても安心して見ていられる。むしろ、アンダー祭りになってからの方が、楽しみなメンバーです。


「女の子の第六感」、ここに珠理奈が来ました。珠理奈が「思い出以上」をやらないのは想定内、あとは経験のある「狼」、「枯葉」を除けば、この曲と「万華鏡」しかない。しかし、桑原みずきさんのポジを珠理奈が踊るなんて、なんか感慨深いですね。


そして、このユニットだけが、純正SKEです。このあたりも含め、チームSの歴史を感じさせます。肝心の出来の方は、私的には、この初日の一番のユニットだったと思います。五人の呼吸がよく合っていて、しっかり仕上げてきた印象です。


珠理奈はもちろん、ごりさも立ち姿が綺麗です。りかちゅうの動きも良いアクセントになっています。しかし、珠理奈もこういう曲が似合う年齢になってきたんだな、と少し親目線になってみる。(苦笑)


「枯葉のステーション」は渡辺美優紀でしたが、やはり難波のエースですから、その格にふさわしいユニットとなると、ここしかないでしょう。超多忙な彼女ですから、練習時間の問題、またこれからのアンダーを考えても妥当です。


彼女に関しては、わだかまり、その他、複雑な想いを抱いているSKEファンの方も多い事でしょう。私も、当ブログにて彼女の起こした軽率な行動に対して厳しく言及しました。


ただ、私達は裁判官でも警察官でもないわけで、どうケジメをつけていくのかは、運営サイドの仕事です。同時に、渡辺美優紀自身も、そのケジメがつくまでは、行動の起こしようもないわけで、目の前の仕事に対して真摯に取り組む事でしか、ファンに誠実さを感じてもらう手段はない。


一人のSKEファンとしては、SKE劇場のステージに立って、SKEのメンバーとして、誠実に向き合ってくれているのかどうか、注目するのは、その一点だけです。一度、ステージに立ったならば、ファンとしても、余計な邪知は持ち込まない。単純にステージ上の姿に集中したい。


これは、許す許さないという問題でない。その瞬間のメンバーの心の在り方の問題。たかがファンです、難しいことは、運営サイドに任せて、公演を楽しむ事が肝要。


その意味では、昨晩の渡辺美優紀は、難波のエースの名にふさわしいものでした。まだまだ遠慮がちなところはありましたが、それはそれ、あちらにはあちらのスタイルがあるのです。難波のプライドも、形も、ちゃんと持った上で来ているのでしょう。


私は、久々にテレビ向けの「みるきー」ではなく、ダンス猛者としての「渡辺美優紀」を見たような気がしました。兼任、移籍メンバー全員に言えますが、精神的にも、肉体的にも、大きなプレッシャーの中、本当によく、ここまで仕上げてきたと思います。お疲れ様と言いたいですね。


「万華鏡」のセンターは、宮前杏実。宮澤佐江でも、大矢真那でもなく宮前杏実。意外にもSKE運営の人選に納得させられる。(苦笑) チームEでは与えられなかったユニットセンターを手にした宮前杏実、実力に見合った飛躍のチャンスです。


そしてこのユニットメンバー、田中菜津美を始め、皆、身長が高く、見栄えが良いです。それにしても、13歳ですか、この歳で兼任メンバーに選ばれるわけですから、期待が大きいのでしょう。苦手と言われたダンスも、そんなに気になりませんでした。頑張っていました。


以上、ユニット曲の感想を簡単に書きましたが、概ね、満足出来るものでした。兼任、移籍メンバーも、よく馴染んでいましたし、緊張感と不安の中、精一杯踊ってくれたと思います。


宮澤佐江が、後方に下がり、悪目立ちせずトークを回す役割に徹した事で、SKE色がある程度、保たれた印象があります。逆にそれだけ、彼女はしっかりとしたオリジナル色を持ったメンバーですから。


MCでは、田中菜津美が期待通りの活躍。(苦笑) ただ、この初日で、珠理奈の駄洒落に突っ込む事が出来たらベストでしたが。(汗) 早く、珠理奈を楽にさせて欲しい。(笑) 今後は宮前杏実あたりにも期待。



総じて、新チームS5thは、予想以上の満足度のある初日公演と感じました。


そして、はっきりとしたのは、チームSの成長曲線は「松井珠理奈」から「北川綾巴」に移り、これまでチームSを支えてきた1~3期生に代わり、5~6期生に中心メンバーが移る事を意図した新しい「制服の芽」公演だという事。


北川綾巴、二村春香、東李苑、宮前杏実らがこれからのチームSを中心メンバーとして担っていくという事。おそらくそれは、次回の公演から、もっと明確になっていくと思います。


そう考えると、江籠裕奈のチームKⅡ移動は極めて妥当だったと言わざるを得ない。彼女の年齢を考えれば、そのポテンシャルを抜きにしても、やはり順番としては、今回のユニセンを務めた5~6期生の次と考えるのが自然です。


このまま、新チームSに残しても、彼女の出番は限られる。大事なSKEの「希望」を腐らせるわけにはいかないし、北川綾巴の影に隠れさすわけにもいかない。


もっと言えば、木崎ゆりあとて、果たしてスポットライトが当たるポジションが確約されたかというと、そうとは言い切れない。運営サイドが、北川綾巴を成長曲線として中心に置き、5~6期の精鋭達を育てる方針を固めたのなら、木崎ゆりあといえども、決して安泰ではない。


今回の、彼女のAKB移籍には、様々な意味が絡み合っているのでしょう。結果としては、お互いにとって良かったのではないでしょうか。


この新公演で、チームSが、こうした方向性を示したという事は、SKEそのものが、その方向で進んでいくという事と同義。


フラッグシップチームとは、そういうものです。SKEは、予定通り、北川綾巴を新センターとして育成していくという事です。


以前より書いてきましたが、そう考えれば、大組閣後の新チームSのメンバー構成は、至極、納得出来るものです。珠理奈というシンボリックな存在を置いた状態で、次期センターを早急に育成するという事です。まさに、「制服の芽」は、新しいSKEのそれこそ「芽」を芽吹かせる為の公演だと感じます。


となると、珠理奈の存在はどう捉えたらいいのでしょう。


普通に考えれば、この「制服の芽」を今更、珠理奈がセンターで演じる意味など、さほどないと考えます。私は、この公演が大好きですし、珠理奈が中心にいる、この公演は格別です。


でも、この初日を見ても、なんでしょう、何か歯がゆさを感じるのです。珠理奈の出来は普通に素晴らしいです。安定しているし、本当に余裕を持ったパフォーマンスでした。


だからこそ、松井珠理奈にはもう、「次」のステージを用意してあげるべきなのだと感じてしまうのです。秋元プロデューサーが当時、まだ中学生だった少女に、その底知れぬ将来性に見合った少し大きめの服を用意したのが、「思い出以上」でした。


しかし、もうその服さえも、着こなしてしまった17歳に、また同じサイズの服を着せる意味などないのでは、と感じます。珠理奈の事ですから、慣れ親しんだセットリストでも、生真面目に愚直に、その完成度を高めていくのでしょうが、やはり、今の彼女に見合った、もう一段高い、「次」のステージが必要なのだと思います。


当たり前のように、質の高いパフォーマンスをスマートに魅せる珠理奈を見るに付け、そんな感想をどうしても持ってしまいました。



最後に、大組閣後の新チームSについての私なりの考えを簡単に。


SKE、そしてチームSのセンターとして「北川綾巴」の成長を見守る事が出来る方には、十分、推せるチームだし、公演だと考えます。


もちろん、そんな若きセンター候補を支えるであろう、5~6期生らを応援している方達にとっても同様。


そこまでの興味が、北川綾巴にも、5~6期生にもない方にとっては、それこそ、AKB紅白やユニット祭り的な楽しみ方が出来る公演です。ただ、それもベストメンバーが揃ってこその話ですが。(笑)


SKE箱推し、生粋のチームS推しの方には、やはり選抜、兼任メンバーがごっそり不在になるであろう次回以降からが注目でしょう。そのチームこそが、本当の意味で、新チームSなのだと思います。


そして私は、やはり珠理奈単推し。北川綾巴も宮前杏実も二村春香も好きなメンバーですが、珠理奈の行く末を見守っていきたい。出来れば、珠理奈の「次」のステージを期待している。その為にも、これらSKEの次代を担う精鋭達には頑張って欲しいし、その成長を期待したいと思います。


でも純粋に、まだまだSKEの「未来」は、それほど捨てたものではないな、とも感じました。これ正直な気持ちです。(笑)




さて、奥さんが、お土産に「たい焼き」を買ってきてくれました。甘いもの大好きな私ですが、夕食前なので、食後のデザートに取っておきましょう。娘が煎れてくれる世界一美味しいコーヒーと一緒に食べる事にします。