季節はずれの暖かさが続いています。年度末を控え、気の抜けない仕事に毎日追われ、全く気が休まらなかった一週間。ようやく週末を迎え、少し心身ともに休むことができます。
さて、48Gでも大きなニュースがあったわけですが、平日は全く余裕がありませんでした。しかしナゴドコンサートの前に、簡単に感想だけでも書いておこうかと思います。
個人的には、とりたてて驚きもなく、受け止めています。特に珠理奈ファンとしては、その想いが強いと思います。
「大組閣」なるものの、詳細が全く不明な段階ですので、好き勝手に書きますので、ご容赦を。(笑)
よく話題に上るのが、この大組閣の裏の目的は?という事。噂される話は大きく分けて3つ。
①大島優子が抜けるチームKの立て直し
②松井珠理奈のAKB完全移籍
③指原莉乃のAKB復帰
さて、どうでしょう。個人的には、これらの為だけにこれほど手のかかる面倒な事はしないのでは?と考えています。
なぜなら、この3つ、運営サイドが断行しようと思えば、普通に出来てしまう事。しかも、①②は重複しています。大島優子の抜けたチームKに、松井珠理奈が完全移籍し専任となれば、少なくとも目的の9割方は果たせられるでしょう。
指原莉乃のAKB復帰に至っては、それこそ何のハードルもない。今や、総選挙1位、グループきっての売れっ子になったわけですから。HKTのプロモ関連の展開、調整だけです。
やはり、今回の「大組閣」は、AKB第二章に向けての地ならしであり、「スクラップ&ビルド」、もしくは「RESET」なんだと思います。
グループ間を横断しての組閣が予想されるだけに、率直に言って、姉妹グループからAKBに移籍する事で、その才能を伸ばすことが出来るメンバーもいるでしょう。将来、芸能界で活躍したいと夢を抱いているならば、やはり東京で、大手事務所入りを期待したいところ。その為には、AKB移籍はチャンスに違いない。
逆に、姉妹グループへの移籍を突きつけられる、あるいはグループ内の大激動を前に、自らの進退を考える中堅、ベテランメンバーも出てくるでしょう。これは、選抜総選挙の立候補制と同様の効果をもたらす。
これら、各メンバーの適正、将来性、希望を踏まえ、各チームの戦力均衡を図りながら、新たなキャンバスを用意する。そんな目的があるのではないかと、想像します。
こうなると、新公演は「大組閣後」の新チームになってからになります。よくよく考えればこれもすっきりします。逆に「ここ天」が始まったチームNの変動は少ないという事、特にこの公演は山本彩に大きく振られているので彼女は不動という事でしょう。
あるいは、山本彩の卒業を控え、急いで、彼女の為に新公演を贈ったか。いずれにしても、個人的にNMBでの注目は、「城恵理子」の動向のみです。(笑)
HKTは、先の「クラス替え」で、いわゆるコンビを切り離す取り組みをしました。これが、今回の「大組閣」と連動している可能性もあるかもしれません。ここは、「田島芽瑠」の立場をより一層強固にするような動きに注目しています。
また、AKBに不足しているピースを埋めるような移籍、森保、松岡あたりの動向も気になるところです。
AKBとSKEに関しては、AKB側の中堅メンバーの行方、そしてなんといってもチーム4メンバーの振り分けです。特に三銃士の扱いをどうするのか。
SKEは、若手人気メンバークラスがどれだけAKBに兼任、あるいは移籍するのか。その人選によっては、SKE箱推しの方には厳しいことになるかもしれません。
ただ、何もわかっていないわけですので、この新しい変化を、強がりでも何でもいい、受け入れるのみです。それしか、ファンで居続ける事は出来ない。
歴史や物語は、それを見てきた者達が言葉で、文字で、映像で、あらゆる手段で語ることにより紡がれるのです。例えメンバーが変わったとしても、そこで歴史や物語が消えてしまうわけではない。
そんな強がりと、幾ばくかの期待を胸に「その時」を、take it easyで待つくらいがちょうど良い。それがファンとしては望ましい姿だと、私は思います。
今回の「大組閣」は、このグループに脈々と流れる、立ち止まる事、安寧する事を良しとせず、とにかく前に進む、そんな意図を感じ取ります。
ただ、2月24日になってみなければ何もわからないわけで、案外、大した事ないのかもしれないし、そもそも発想自体、会議中の気まぐれで進んだことなのかもしれない。(苦笑) それならそれで、気持ちよく失笑しようと思う。
さて、ここからは、珠理奈ファンとしての感想を。
これに関しては、「珠理奈が好き」なファンと、「珠理奈も好き」なファンとでその考えは大きく異なってくると思います。
加えて、「SKE」に対する捉え方にも影響を受けます。なので、ここからは私の立場を鮮明にして以後、感想を書いていきます。
私は、SKEファンである前に、チームSファンですし、チームSファンの前に、松井珠理奈ファンです。(くどいですね。) 何が言いたいかというと、珠理奈が愛するチーム、グループを応援するという事。それは珠理奈が入って珠理奈もチーム、グループも輝くという事。そして何より、珠理奈が楽しく笑顔でいられる事。
本音を言えば、SKEの珠理奈で、48Gのトップに立つ事が望ましいし、珠理奈のSKEがAKBを超える、そんな未来が一番理想でした。
私は、SKEファンが熱かったのは、やはりSKEだけが唯一、AKBをライバルと思い、リアルにAKBを超える夢を見ることが出来たからだと考えています。
AKBという巨大な相手の対立軸としてのSKE、そんな魅力があったのだと思います。それは、やはり、グループの顔としてエンジンとして先頭を走る、松井珠理奈という異彩を放つとびきり若いエースの存在があったからだと考えます。
実際、「片φ」までの勢いを見れば、ファンにもそのマグマがひしひしと伝わるパワーを感じました。所詮、AKB選抜に2枚看板を送り込んでいる、あるいは握手会にSKEメンバーも参加している時点で、純粋に同じ土俵に上がって勝負というわけにはいかない。
それでもファン目線で言えば、既に48Gの実態はSKEが中心になりつつあったし、いずれ、SKEメンバーが中心になると想像できた。当然、AKBの1期生や超選抜クラスが卒業を迎えれば、加入期で言っても、そのステージでの能力でも、SKEが48G内での存在感が増すのは当然です。
そんな中での、あの運命のSSAでの「兼任発表」があったわけです。珠理奈自身は、兼任が原因で体調不良になったわけではないと言い切りますが、全くの無関係とも言い難い気がします。
また、SKE最大のアドバンテージであった若きエースがライバルとの兼任という事で、珠理奈個人はともかく、明らかにSKEの勢いが削がれたように感じられました。
そしてこの時点で珠理奈ファンは、ある意味、最初の「心の踏み絵」を目の前に突きつけられます。
当然、「SKEの松井珠理奈」が好きなファンと、「松井珠理奈」が好きなファンとで想いは異なります。私は、迷うことなく、「松井珠理奈」ファンである事を再確認しました。
個人的には、この兼任は、珠理奈にとっては次へのステップに間違いない出来事でしたし、当然、彼女のデビュー時からの経緯を見れば、いずれ彼女がSKEから巣立っていくことは、容易に想像がつくはず。
ただ、問題が一つ。それも大きな問題。
それは珠理奈自身の気持ち。
珠理奈のSKEに対する強い想いというのは、私達ファンが考えているより遥かに大きいのだと思います。その純粋な想いを挫いてまで、進めるのでは良い結果など望めるはずもない。
ファンとしての心配はその一点のみでした。
そして今、珠理奈はあの時よりも、大きな視野で物事を俯瞰して見えるようになったのではないかと考えています。意識としては、AKBとかSKEとかではなく、48G全体として強くならないといけない、というもの。
何となくですが、2月24日にどんな発表があろうと、もう珠理奈はたじろがないし、揺るがない、そして目の前の現実を受け止め、自分に課せられた役割に正面から向き合うのだろうと思います。
そして、そんな珠理奈を、私達ファンは、きっとこれからも支えていくだろうと。
予定調和を嫌うと言われる秋元Pですが、グループの運営構想は、逆に面白みがないくらい固い。11歳からの珠理奈の育成方法を見れば、珠理奈を使わないなんて考えられないし、珠理奈自身も、期待に十分応えてきている。
これほどの大きなグループに成長した組織のトップに立てる10代メンバーなんて、他にいやしない。現時点でも十分、その役割を背負ってもおかしくないが、まだ成長段階である事に驚かされる。
これが、子供らしさや、青春時代との代償に彼女が手に入れた才覚だとしても、ファンとして同情する事はしたくない。彼女自身が覚悟を決めて進んでいる道でしょうから。その行く末を見守ることで支えたいものです。
珠理奈が愛したSKEも、オリコン1位、紅白単独出場、そして明日からいよいよナゴヤドームです。
姉妹グループとして、既にやれることはやったと言っていいでしょう。明日、ナゴヤドームに登場する「SKE」は、珠理奈が愛した、そして古いファンが愛した「SKE」とは少し違っているかもしれない。
それでも、松井珠理奈が真ん中で、あの笑顔で、元気に立ってさえいてくれれば、やっぱり、あの「SKE」なんだと思うのでしょう。
松井珠理奈がいないSKE、それはリアルに考えられること。その時、私はどう感じるだろう。全く、関心を無くすことはおそらくない。やはり気になり続けるでしょう。
やがて珠理奈が頂点に立った強力な「AKB」に戦いを挑む、そんな新ヒロインが登場するSKEなら尚更です。SKEには、常にそんな強烈な対立軸として一際、異彩を放っていて欲しいものです。
と、いろいろ書いてきましたが、結局言いたいことは一つなんですね。
一珠理奈ファンとして、彼女の成功を願ってやみませんし、彼女の夢が叶うことを期待しているという事。そんな珠理奈の今の夢が、48Gを先頭で引っ張っていける人になりたい、というものなら、どこにいても松井珠理奈は松井珠理奈です。
常に、珠理奈が珠理奈らしく前を向けるように、そっと背中を押し、見守ること、たかがファンが出来る事などそれくらいですね。でもきっとそんな一人ひとりのファンの暖かい眼差しが、きっと彼女を支えているのだと思います。そして、そんなファンの想いを松井珠理奈はきっと裏切らない、そう信じられます。
ただただ、珠理奈の笑顔が一つでも増える一年になって欲しいものです。
さて、もうすぐ深夜の2時20分になるところですが、この時間になっても、暖房器具は不要です。怖いくらいの暖かさです。そんな横浜以上に、きっと名古屋は暖かさを通り越して熱くなることでしょう。SKEに関わる全ての人にとって最高の一日になる事を祈っています。