次に頂いたのは、今年2種類目となる岐阜の房島屋で、特定名称の記載の無い日本酒でした。

 

開栓すると、上立ち香は比較的芳醇で、柑橘系の甘酸っぱい香りが立ち上がります。
口に含むと、ピチピチと発泡のある新鮮な酸に、キュートなお米の甘旨味が拡がってきます。
酸味6、甘味4くらいの割合で、中盤はクリーミーなおりが絡んだ甘旨味が前面に押出しを強めます。
終盤になって甘味が縮退すると、最後はキリッとシャープな酸が喉に切れる後口でした。

 

原料米のあけぼのに白麹を使っているため、敢えて特定名称の表示をしてないようです。
濃厚なレモネードリカーのようで、決して辛口では無く、甘味が控え目な食中酒という印象でした。

 

銘柄:房島屋 兎心 無濾過生原酒 01BY
酒蔵:所酒造㈾
種類:表記無し
原料米/使用酵母:五百万石、あけぼの/7号、14号
精米歩合:60%/70%
アルコール度数:16~17
日本酒度:-1
酸度:2.4
製造年月:2020年7月
購入価格:¥1,925 / 720ml
お気に入り度:★★★★
【2020-88本目】

 

 

 

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