次に頂いたのは和歌山の入手困難酒の29BY仕込み、今回で5度目、およそ1年ぶりの家飲みです。
前回同様に熟成させての味の乗りに期待ということで、今回は冷蔵庫で1年ほど保管したものでした。

 

開栓すると、上立ち香は芳醇で熟成香は無く、甘酸っぱいリンゴ様の吟醸香が立ち上がります。
一口頂くと、滑らかな酸と、濃醇なお米の甘旨味とコクが大きく膨らんできます。
酸味が5.5、甘味が4.5くらいの割合で、中盤は濃厚な旨味と熟成したコクが前面に押し出しを強めます。
終盤、酸味が縮退すると、最後もまた厚みのある甘旨味とコクが喉の奥へと消えていく後口でした。

 

酸味と甘味や旨味とコクのバランスが心地よい、正統派の濃醇旨口酒という印象です。
純吟袋吊りスペックという事でやや高めな価格設定と、入手性が悪いのがマイナス点でしょうか。
家庭用冷蔵庫での1年保管でしたが、個人的に苦手な熟成香を感じないのが良かったですね。

 

銘柄:龍神丸 純米吟醸 袋吊り 瓶囲い生原酒 29BY
酒蔵:高垣酒造㈱
種類:純米吟醸
原料米/使用酵母:山田錦
精米歩合:50%
アルコール度数:17度
日本酒度:不明
酸度:不明
製造年月:2018年5月
購入価格:¥4,860 / 1800ml
お気に入り度:★★★★☆
【2019-51本目】

 

  

 

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