結論つまらなくはない、これに尽きる。

小さな少年の壮大な冒険譚。圧倒的な画力、ほかに有無を言わせぬ音楽。これ以上望むものはない。

物足りない。そう感じるのは宮崎駿という名前に寄せる期待感のせいだろう。一つの映像作品として十分に楽しませもらった。


どう生きるかなどと問われても、簡単に答えなんて出るわけがない。

全てが終わった後で、心にしまったアルバム一枚一枚を捲りながら、こんな風に私は生きてきたんだなと思い返す。その瞬間に楽しかったなと笑っていられる人生を歩んでいきたい。