抗がん剤で、人生初の便秘を体験して、お薬も飲んだことがなかったので、いろいろわからないことばかり。


でも、便秘のお薬は、初めての抗がん剤の時から2種類処方されてて、


1)便を柔らかくするお薬=酸化マグネシウム


2)下剤


このうち、もともと便秘ではない人は、下剤をいきなり使うのではなく、1のほうから使う、というのが普通です。


でも、使い方もコツがあるみたいで、


はじめは、便秘になってから、夜寝る前に便を柔らかくするお薬(酸化マグネシウム)を飲む


という方法をとったのですが、それより便秘になる前から対策をとったほうが効果的みたいなので、その方法です(薬剤師さんに教えてもらった)


まず、抗がん剤を点滴した日の夜から、寝る前にお薬を飲み始める。量は、2袋がMAXの分量なのですが、1袋にしてました。


翌日の朝から、食後にお薬を飲む。夜だけは、食後ではなく寝る前に飲む。


便秘が解消したと思ったら、飲むのをやめる。


この解消したというのは、体重でわかります。


便秘になると1キロぐらい体重が増えて、解消すると元に戻るので。


点滴をするのは大体昼ごろなので、翌日から便秘にはならない(昼ごろまで腸が動いてるから)けど、早めに飲んだほうがいいみたいです。





便秘は、抗がん剤そのものによるのではなく、副作用を抑える薬によるものだそうです。


このお薬ははじめだけなので、いずれ便秘は治るのですが、長引かせないほうがいいのです。


その理由は、①便秘が吐き気を強くする②お尻が切れたりすると、血が止まらなくなる可能性がある


①については、hiyokoさんがブログに書いてたのを見て、自分でもAC療法の時そうだな、と実感したので。


②は骨髄抑制によって白血球が少なくなるだけでなく、赤血球や血小板も減って、血が固まりにくくなる場合があるので、念のためです。実際に血が止まらないなんてことは経験してないです。




<下痢について>

ちょっと追加で、下痢について。


抗がん剤そのもの(ドセタキセル)の副作用は下痢、なので、便秘と下痢の両方が起きる可能性があって、始める前はいったいどういうことなのか???って思ってました。


便秘についてはお薬が出てるのに、下痢止めは処方されないのです。


もし、下痢になっても、下痢止めを使うのではなく、ただ、耐えるだけみたいです。


そして、次回の抗がん剤んの時にお医者さんに伝える、とお薬の量を減らすとか、あまりにひどい場合は抗がん剤中止、ということを医者が判断するそうな。


それだけ深刻な副作用、ということらしい。