阿武隈急行 【丸森駅】
国鉄 丸森線（槻木～丸森）の駅として、1968年（昭和4３年）開業。
戦前の官鉄、戦後の国鉄時代の計画に宮城～福島の県境超えの
常磐線、東北本線に加えて、丸森線ルートを構築したい経緯があったようです。
通すことが最優先事項なのか？政治的な影響なのか？
丸森駅は、町の中心地（役場、商業地域）から離れた所にあり、利便性度外視。全通までの暫定開業駅的な位置付けだったのかもしれない。
結果・・・国鉄末期を象徴する大赤字路線に
本来なら廃止されてもおかしくない路線だが、折しも
国鉄が分割民営化の移行期でタイミングが良く、半官半民の第三セクター方式の経営母体が丸森線を引き継ぐ。
非電化赤字路線が、三セク移行後に電化で全通（槻木～福島）って、
全国的にも珍しい。バブルも後押ししたのだろう。
しかし、
その後、車両更新も問題になる位、経営難が深刻化////
そして、昨年の台風19号
宮城県側区間（槻木～丸森）に至っては、朝夕の通勤通学時間のみ運行。国鉄丸森線に戻ったみたいです。
有人駅です。
駅舎内は、使われなくなった広い商業スペースと数台のレンタサイクルが閑散感を醸し出してる。
槻木側（仙台方面）
島式ホームの先が県境区間
終着駅ですが、列車の留め置きはしてないようです。
朝夕の運行時間外はJR仙台車両センター（宮城野区大梶）か
槻木駅で休んでいるのでしょう。
国鉄時代を色濃く残す駅舎
似たような形態を県内でも見かけます。
東北本線 【越河駅】宮城県白石市
宮城県北の東北本線 松山町駅も似てる駅舎。
あぶくま～の県境区間、費用対効果で復旧見込めないかも…
今後の動向に注視したい。