柊子のこと。予後不良 ~第1話 | ヨウコのブログ

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日々のあれやこれ、2024 3/4に10歳で旅立った愛娘の柊子(柴犬メス)との思い出、旦那や家族のことを備忘録&ボケ防止かわりに記録

映画に時事ネタなどの持論や私見を無責任に綴り中。幸か不幸かお目にされた方はご来訪に感謝申し上げ候m(_ _)m


 



いよいよかもしれない…

ので、あれこれ備忘録




現況は

チュール一本なめるのががやっと💦錠剤入り(アルブミン薬とウルソ)チーズは嫌がるので、すりつぶして自作チュールに混ぜてなんとか


片栗粉を多めにしたから、冷めると煮こごり状。茹でた鶏ささ身をスプーンで潰すと繊維がほぐれ細かくなった。これに水を足してスープにし、とろみ付けた。チュールよりある程度の塊ができて、それを少しずつ飲み込める。滑らかなんで食べやすい様子。フードはもう消化しにくいみたいなので断念。買い足した8キロ入りの一袋まるまるある爆笑


水は自分で飲み場に歩いてゆき飲める。🚻も自分で庭先に降りてできるし、戻ってもくる。



数日前は鶏ささ身の塊を少しとか、ふやかしたフードを数粒食べさせてみたが、数時間後に消化できず痛むのか苦しいのか、呼吸が荒くなり、ム〰️ム〰️と呻きながら、所在なげに部屋中をヨタヨタと歩く。


胆石症の発作時のあの痛みが同じく出てそう💦食後に同じく経験あったあの猛烈な痛み💦その後にペタンと座り込み、そのまま疲れきったようにウトウト? 目を閉じてじっと固まる。


しばらく固まって、整ったらまた少し動ける。いつもの寝床によろよろと戻って、なんとか眠りにつく。実際に眠れてるのかわからないけど。




便はずっと下痢。腸に消化する力がないのと、肝機能障害があるためか黄色い下痢便。


もしくは2日前から、透明な粘液を絞り出すようになった。腸の粘膜、粘液体らしい。これもやはり、腸に問題があるからぽい💦



食べるうちは食べさせてやろうと思うけど、腫瘍にも養分を届けてしまってるからか、栄養失調症のせいか、ぽっこりお腹も目立ってきた💦


お腹が張ってるから、息をするのも早い時が増えてきた。フウッフウッと痛みを堪えてるのかもしれない💦いつもの体勢で眠りにくいらしく、顎は上げ気味の時も増えてきた。


あとはたまに、口をクチャクチャと鳴らす。最初、喉が渇いたのか? お腹がすいたのか?  (元気な時は、ペロッと舌舐めずりするのはお腹空いたサインだった)と思ったが、ネットで調べると「吐き気がある。気持ちが悪い」状態らしい💦たしかに、毛をつまらせた? みたいなグエッ! とエヅくことも度々…




いろいろ見てたら、大阪の動物病院の先生の記事にたどり着いた。先生によれば


『不治の病、予後不良での吐き気や気持ち悪さは、安楽死を考えるタイミングの1つとのこと。たかだか吐き気だけで?  と思いがちだが、


十分に餌を食べることができない、ということは動物にとっては致命的。かなり苦しい状況である』と。


吐き気止めの薬で一時期に食欲は戻ったが、腫瘍は存在したままなので、やはりその場しのぎでしかない💦


あとは

『しんどさ、気怠い様子は、安楽死のタイミングを考える時』の項目にあった。


今のところ、ひどく鳴いて呻くほどのことはないので、なんとなく時に任せて傍観してしまっているけれども。QOL重視の欧米であれば、苦痛を感じさせてしまう前に、安楽死をさせるのが一般的らしい。


つい、まだまだそばに居て欲しいあまりに、我々のエゴというか、そのままに任せてしまっているが。先生の提示する項目にあてはまる、柊子の今の様々なサインは、やはり決断の時がすでに迫っているのかもしれない…




獣医師が犬猫の安楽死を考える、または選択肢を家族へ提示するケースとして

1、
動物が病苦に苛まれており、治療しても回復は見こめず、極めて望み薄いと家族が理解している



2、予後不良と獣医師が判断していて、動物が病苦に苛まれている状態


3、
今後の治療は延命治療でしかない。苦痛に満ちた最期を迎えることになると獣医学的に想像できる


4、回復の見こめはあるが、苦痛に満ちた闘病生活を家族が望まない。受け入れることができない


5、
回復の見こめはあるが、経済的、環境的に治療を開始することができない


1~5の事由であれば、大半の動物病院で獣医師と安楽死について相談できる状況になるらしい。

うちはもうほぼほぼ全部あてはまるか💦旦那が控えてる検査や入院と手術、父の膀胱ガンの経過も芳しくないので、近々また再発して入院手術になると思うし。経済的にも肉体的にも私のメンタルも、崖の上のポニョ





気持ち悪さ、についても、大阪の先生は


『消火器を含む内臓系統の病気で多く見られる』と。


『制吐治療を十分にしているのにも関わらず、えずきや嘔吐、口のクチャクチャ、流涎などのある動物はかなりの気持ち悪さを感じている』と。


『こういった強い気持ち悪さがある病気は、往々にして予後不良である。この先もずっと吐き気を伴ったまま生存させるということはかなりの苦痛であり、安楽死を検討すべき状態である』と。


あとは、ニオイ。

『体表にある腫瘍(乳ガンなど)が事情によって切除できず進行してゆく場合、必ずある時期より壊死を始める』とのこと。



壊死が始まると『死臭』ともとれる強いニオイをつねに発し続けるそう。また、柊子のように消化器系疾患でも『臓器が崩壊し始めた時には、口や便から同様の匂いがする』らしい。たしかに最近は口とお尻付近からニオイがする。


これは『人間でも動物でも、一度経験したことがあれば、絶対に分かるニオイ』とか。


あーこれはなんとなく分かるかもしれない💦実家の犬や先代ワンも、最期間近な時には顔をしかめたくなる異臭が漂ってたなぁと💦お下のニオイもあるだろうけど、呼気がちょい独特。


末期ガンで危篤状態の祖父がいた病室は、腹水を抜いていたために、苦いような嗅いだことのないとてもイヤなキツイ匂いが漂っていた。子供のころに嗅いだそのニオイは今も鼻が覚えてる💦


あとは勤めてた特養でお見送りした時。近所のお爺ちゃんお婆ちゃんの葬式の手伝いで死に水させてもらった時にも微かにあったっけ



先生曰く

『残念ながら、それ系統の匂いは、患部をマメに消毒したり、洗浄すればどうにかなるものではない、と。敏感な方なら、玄関ドアを開けた瞬間に分かるほどの強烈な匂い』らしい。


なので、

『常にそのような強い忌避感を覚える強烈な匂いがある環境下でケアする家族にとっては想像を絶するストレスがかかる。家族のクオリティオブライフを守るためにも、安楽死を提案する』とされている。そのうち柊子も発するのかな…




また『安楽死を検討する際に必要なこと、として。大切なのは、動物の状態、予後を検査していった上で十分に情報を集め、家族で共有すること。


安楽死は苦痛から解放する治療の一つである』と。『情報はしっかり共有し、家族で納得するまで話して、先走りすべきではない』とも。




で、ネット散見していると
タイミングはいくつかある。

「病気の後でもなんとか食べられていた物が、とうとう食べられなくなった」

「病状が進行してしまい、痙攣や嘔吐がコントロールできない」

痙攣はあるかも。寒いのか?
とたまにブルブル震えるのは軽く痙攣をおこしてるのかもしれない💦昨日は日中22度だったから、寒さではなかったのかも



「これ以上、苦痛を感じさせたくはない」と家族が思った。

「苦痛が始まる『前に』」


いろいろ見てると
アメリカなどは
本格的な苦痛が始まる前に施術するのが一般的らしい。施術前に『チョコレート』をあげている動物病院もあった。理由は外国ならでは。柊子はチョコレートはいらないかなぁと思ったが💦甘いものは今まで与えたことはなかったが、エネルギー源と思って、とろみ食に少し砂糖を混ぜたりしている。甘いものが美味しいのは動物共通なのかも。ブドウ糖なんかも「何これ! 美味しい! 」みたいに目を見開いてペロペロ美味しそうに舐めてる。

こんなにまだ美味しそうに食べれるものがあると、ついつい、鹿肉や馬肉🐴買って来ようかしら? とか思うんだけども。それも喉元過ぎて胃腸に到達すれば苦痛の源になってしまうのが薄々わかってきたから悲しい…






日本は文化的な考え方の違いから、安楽死そのものに否定的だったり(獣医師でさえも)いよいよ差し迫って、苦痛に苦痛を重ねて身悶えするような状態を見かねてやっと決意するパターンがまだ多いそう。

実際、10年前くらいか。実家の先代犬は脚の大怪我からの苦痛で連日鳴き声をあげていて。かといって予後は不良なため治療も何もできないとお手上げ状態だった。痛み止め薬も効かなかった記憶。なのに、かかりつけ医からは頑なに安楽死を拒否され続けて、1ヶ月後にやっと(嫌々感満載)処置をしてくれたらしい💦今にして思えばさっさと病院をかえて、すぐに苦痛を取り除いてあげるべきだったと、可哀想なことをしたと悔やまれる。

その次の先代犬達も予後不良となってからも、とくに安楽死の提案はしていただくことはなかった。なので半年ほど不眠不休までいかずとも、半民半休で介護して最期を看取った。

最期はもう可哀想に激痛の苦悶で顔は歪み、肺からなのか、食いしばったのかわからないが、血の混じった泡を口から吹きあげて逝くという凄惨な絶命であった。その前に一刻も早く、苦しみから解放してあげたくて、せめて一気にカタをつけてあげようと柳刃を持ち出してきて握ったが。結局はヘタレこみ、映画レジェンドのウィル・スミスのような、始末してやることはできなかった(我が国で動物に安楽死(永眠処置)ができるのは法的に獣医師に限られる。安楽死を行う判断基準に明確なガイドラインはなく、倫理的観点、獣医学観点、その他、考慮すべき点を総合的に鑑み、実施の可否を判断する)


なので、あの先代ワン達のような悲惨な最期を柊子には絶対にさせたくはないね、と。これは我が家で意見は合致



今、遠目には穏やかに眠ってるだけのように見えるので(本当はもうずっと前から痛みと不快感と闘ってるはず)天寿をまっとうさせないというのは罪悪感というか心理的抵抗がかなり大きい。

また病院に行って、今後のこと、最終的なことも含めて相談してこようと思う