今日、ある事件に判決が下りました。
江東区で起きた、女性バラバラ事件です。
私にとって、この事件は特別な思いがあり、
この判決は死刑であることを、ずっと望んでいました。
事件が発覚した時、殺された彼女は勿論ですが、
一緒に暮らしていたお姉さんの気持ちを思うと、
苦しくて、悔しくて、
本当にどうしようもない怒りがこみ上げてきました。
私にも、妹がいます。
自分の命よりも、
何よりも、ずっと大切な存在です。
妹が実家で暮らしていて、自分が東京で一人暮らしをしていても、
いつもいつも、今日も妹が無事に帰ったかと
心配していました。
今でも、本当は24時間、いつも一緒に居て
全ての危険な事から守ってあげたいといつも思っています。
きっと、このお姉さんも同じ気持ちだったと思います。
物騒な都会で、オートロックのマンションで2人暮らし。
会社を出る前、家に着く頃、こまめに連絡を取り合い、
お互いの無事を確認し、いつもお互いを気に掛けていた姉妹。
家に帰ったハズの妹の姿が見えない事に気付いてから、
お姉さんがどんな気持ちでいたか、
そして今でも、どれほど苦しんでいるかと思うと、
とても他人事とは思えず、本当に悔しいです。
私が中学生の時、まだ幼かった妹が、いなくなりました。
ほんの数十分でしたが、全身の血が逆流するような、
一気に体中の血が抜けるような、異常な感覚を覚えています。
何事もなかったように本人は帰ってきましたが、
もう二度と、あんな思いはしたくありません。
この犯人は
罪を認めていること、反省している事などから、
死刑になりませんでした。
無期懲役だそうです。
無期懲役は「終身刑」ではなく、いつかこの世に出てきます。
税金で食事を与えられ、屋根のある部屋で、
布団の上で、眠ることが出来ます。
何の落ち度もない女性を性的暴行目的で連れ去り、
殺し、切り刻んでトイレに流した男は、
誰にも知られないまま、何食わぬ顔で、
ひっそりといつか塀の外に出てくるんでしょう。
このような男が、もしかしたら、この世の中には
ゴロゴロいるのかもしれません。
そして、このような事件に巻き込まれないで生涯を終えるのは
当たり前ではなく、もしかしたら、とても運が良い事なのかもしれません。
結局、自分に出来る事は、大切な人が何事もなく、
ただ日々を無事に終えることを祈り続けるだけです。
生きていたら辛い事も沢山あるけど、ある意味で悩めるのは
生きている証拠だから、幸せなのかもしれません。
どうかずっと、妹が幸せであり続けますように。
悩んだり、泣いたり、本人は苦しい事があっても、
姉としては、生きていてくれさえすれば、それでいいです。
最後に。
彼女のご遺族の苦しみが、
どうかほんの少しでも軽くなる日が来ますように。
※この事件についての詳細です。
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/trial/213823
(眠れなくなるので、読む事はおすすめはしません)
私はほぼ全てを読んだ上で、個人的には
死刑以上の罰はないのかと、思いました・・・。
裁判員制度は今後どうなっていくのか考えさせられます。