【ラジオ放送（恵眞さんの声）】
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・宛先番組
夕方やっぱり764(佐々木恵眞さん) 2月29日(木)放送原稿
・ラジオネーム
くりくりパーマ・リクエスト曲
遥か
・アーティスト
GReeeeN
エマさん。こんにちは！！毎週木曜日の生放送、楽しみに聴いています。
本日も元気に登場”くりくりパーマ”です！
さて、先日両親と同居している弟から電話がありました。
受けてみると・・・
「お父さんがおかしい！」
「かなりおかしい！！」
「びっくりするほどおかしい！！！」
と言うのです。
僕は・・・。
「おかしいのは今始まったことじゃないでしょ。ず〜っと前からでしょ」
と言ってみると・・・。
弟が父親の事を話し出しました。
父は・・・。
「朝ご飯食べたかな？」
「薬飲んだかな？」
「あれ？お風呂はいったっけ？」
などと言い出すと言うのです。
認知症の母親を見てきた僕たちはいや～な予感がしました。
これはもしかしたら、もしかするなと思い・・・。
早速、僕が病院に連れていくことになりました。
朝、車の助手席に乗せ出発して間もなく・・・。
●僕・・・。
「保険証とか財布は持ってきたの？」
と聞いてみると・・・。
■父・・・。
「それがな、○○弟が俺の財布取り上げて、神奈川の妹におくっちゃったんだよ」
というではありませんか・・。
そんな訳がありません。
そこで、信号で止まったタイミングでお父さんを見てみると、その手にはしっかりと財布が握られていたのでした。
これはホントにまずいぞ・・・と思ったということは言うまでもありません。
病院に到着し診察室に入ると先生がこう言いました。
「認知症の判定に使われる『長谷川式認知症テスト』をしてみましょう」
これは、「今日は何年何月何日何曜日ですか？」や「今から言う３つの言葉を言ってみてください。あとから聞くので覚えていてくださいね」や「１００から７を引いて行ってください」など９問です。
ちなみに僕の場合はギリギリセーフです（笑）
そして検査の結果・・・。
お父さんは軽度の認知症と言われ、脳のCTやMRIの検査まですることになったのでした・・。
そしてその結果、認知症認定となったのです。
お母さんが認知症なうえにお父さんまでなってしまったため、弟一人に任せるわけにはいきません。
というか、お父さんと弟の仲がものすごく悪いため、喧嘩ばかりしているのです。
この間はお父さんから電話があり・・・。
「もう履くパンツがない」
と言います。
慌てて行ってみると、どうやら弟と喧嘩をして洗濯をしてくれなくなったようで、きれいなパンツがなくなったということでした。
僕と同じく、家のことをまったくしなかったお父さんは、洗濯機の動かし方もわかりません。
そこで、まずは僕が覚え、お父さんに教えてあげることにしました。
お父さんが家事をできるようになるころには、僕も、もれなくできるようになっていることでしょう（笑）
パンツ事件から数日後、またお父さんが・・・。
「パンツがない！パンツがない」
と大騒ぎです。
「え？この間山ほど洗濯しただろうよ～どこにやったんだ？」
と家に行ってみると・・・。
パンツ置き場に決めた籠の中にはまだ洗い立てのパンツがたくさん入っています。
「え？おとうさん、パンツあるじゃない」
と言うと・・・。
「ちがう！ちがう！！ないんだよ！！！！」
と怒り出します。
まったく意味が分からない僕は・・・。
「まぁ～おとうさん落ち着いて落ち着いて！」
と話を聞いてみることにしました。
すると、無いと騒いでいたのは「パンツ」ではなく「パッツ」だったのでした（笑）
エマさん、こんな私についてどう思いますか？